引用 https://www.tamron.jp
どもっ!
タムロンからソニーEマウント互換レンズ28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD(Model A071)の発売が発表されました。
発売日は2020年6月15日。
28mm/F2.8スタートの高倍率スームは旅行用を想定しているようですが、個人的には動画用の万能スームレンズだと思います。
開発コンセプト
引用 https://www.tamron.jp
タムロンは、ソニーEマウント(フルフレーム)互換レンズとして、 すでにF2.8通しの大三元レンズ3本と、リーズナブルな価格の単焦点レンズを発売済みです。
今回発売された28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD(Model A071)は、高倍率を特徴にしたレンズとして個性をアピールしてきました。
広角域の28mmでは単焦点レンズに匹敵するF2.8を実現しながら、望遠端の200mmでは及第点に収まるF5.6を実現。
高倍率ズームレンズということで画質の劣化が気になるところですが・・・
光学レンズに特殊硝材LD (Low Dispersion:異常低分散) レンズやXLD(eXtra Low Dispersion)レンズを用いることで諸収差を大幅に抑制。
反射防止効果の高いBBAR (Broad-Band Anti-Reflection)コーティングも採用し、逆光時の風景撮影で発生しやすいゴースト・フレアを低減。
画像については及第点に収まりそうな予感ですね。
引用 https://www.tamron.jp
最短撮影距離は広角端で0.19m、望遠端で0.8m。
高い近接撮影能力を発揮。
高倍率ズームは寄れないの悪いイメージを払拭!
引用 https://www.tamron.jp
レンズ側の手ぶれ補正機能は省略されています。
旅先の夜景撮影時に28mm/F2.8が絶大な効果を発揮してくれるでしょう。
焦点距離と絞りの関係(メーカー公称値)
28mm | 50mm | 100mm | 200mm | |
Model A071 | F2.8 | F3.5 | F4.5 | F5.6 |
追記 海外ブログ情報 引用 https://www.sonyalpharumors.com
24mm | 28mm | 35mm | 50mm | 70mm | 100mm | 135mm | 200mm | 240mm | |
A071 | F3.5 | F4.0 | F4.5 | F5.6 | F6.3 | ||||
SONY 24-240 |
× | F2.8 | F3.2 | F3.5 | F4.0 | F4.5 | F5.0 | F5.6 | × |
カメラ内レンズ補正前提の光学設計?
タムロンの製品紹介のページに下記の記載があります。
*2 カメラ内レンズ補正機能をオンにして撮影をお楽しみください。
引用 https://www.tamron.jp
カメラ内部のレンズ補正を前提にした光学設計のようです。
画像の歪みを程度割り切る(電子補正)ことで、明るさを実現したということですね。
サイズと重量
レンズの大きさは、長さ117mm、質量575g。
小型・軽量設計ですね。
フィルター径は、F2.8通しの大三元レンズ3本と共通のφ67mmで統一されています。
NDフィルターやPLフィルターを共有できるのが嬉しい配慮です!
AF駆動モーター
オートフォーカス性能の要になるフォーカス用モーターは、高速・精密なステッピングモーターユニットRXD(Rapid eXtra-silent stepping Drive)を搭載。
RXDはモーターの回転角度を精密に制御できるアクチュエーターで、ダイレクトにフォーカス用レンズを駆動。レンズ位置を高精度に検出するセンサーを組み合わせることで高速かつ精緻なAFを実現。
動画撮影時の静粛性に優れ、駆動音が気になる場面で効果を期待します。
ソニーαシステムとの互換性
タムロンのソニーEマウント(フルフレーム)互換レンズは、ソニーのライセンス契約のもと設計・生産されています。
ネイティブ対応しています。
下記のカメラ主要機能に対応することを明記しています。
・瞳AF
・ダイレクトマニュアルフォーカス (DMF)
・カメラ内レンズ補正 (周辺光量、倍率色収差、歪曲収差)
・カメラによるレンズ本体ファームウェアアップデート
タムロンの大株主がソニーだけに、このあたりの風通しは良さそう。
ユーザーにとっては嬉しい配慮ですよね。
仕様
モデル名 | A071 |
焦点距離 | 28-200mm |
明るさ | F2.8-5.6 |
画角(対角画角) | 75°23′-12°21′ |
レンズ構成 | 14群18枚 |
最短撮影距離 | 0.19m (広角) / 0.8m (望遠) |
最大撮影倍率 | 1:3.1(広角) / 1:3.8 (望遠) |
フィルター径 | Φ67mm |
最大径 | Φ74mm |
長さ | 117mm |
質量 | 575g |
絞り羽根 | 7枚 (円形絞り) |
最小絞り | F16-32 |
標準付属品 | 花型フード、レンズキャップ |
対応マウント | ソニーEマウント用 |
希望小売価格 | 90,000円(税抜) |
生産国はベトナムのようですね。
70-180mmは中国製だったはずですが、徐々にベトナム生産にシフトしていくのでしょうか。
実売価格
2020年6月11日時点、価格.comを調査しました。
初売り価格は77,200円でした。
カメラのキタムラや三星カメラは、同一価格で販売を開始するようです。
追記 マップカメラの初売り価格も77,200円で登録されました。
ビックカメラは85,800円+8,580ポイント還元ですね。
まとめ 動画撮影の決定版レンズ?
動画撮影時に「高倍率ズーム」が1本あると撮影が楽になります。
28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD(Model A071)は、明るさが必要なシーンでは28mmF2.8で収録。近接撮影に優れているので、広角域で背景ボケを引き出すことができます。
望遠域はフルフレームで200mmまで対応できます。
ビデオカメラに比べて背景のボケ味が演出できそうでうね。
さらに!!!
高速なAFと静音フォーカスということで動画撮影にぴったりです。
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