どもっ!
ソニーのミラーレス一眼「α7シリーズ」や「α6000シリーズ」を購入した初心者の方が、次に購入すべきアクセサリーがストロボではないでしょうか?
純正品を購入するのが確実ですがソニーの純正フラッシュは他メーカーと比べて割高です。あまりに高価なので「社外品で妥協できないかなぁ?」と思う人も多いハズです。ここでは低価格の製品でも後悔&失敗しないフラッシュ選びを紹介します。
初めてのストロボ選びで人気が高い SONY純正 HVL-F32Mですが・・・
純正ストロボのラインナップでビギナー向けにオススメの製品が「HVL-F32M」です。
小型軽量モデルでありながらバウンス撮影ができ、スマホやコンデジからα7シリーズやα6000シリーズにステップアップしたミラーレス一眼ビギナーの方にベストマッチします。ソニー純正ストロボの中でも比較的安価なので「カメラを買ったばかりで予算がない」というニーズにも対応します。
HVL-F32Mがリーズナブルといっても「ソニー製品の中では・・・」と注釈が付きます。
たとえばキヤノン製の同等製品と比較すると割高な印象です。
Godox TT350Sは 初心者におすすめするハイコスパモデル!
Godoxは中国のブランドですが品質が極端に見劣りすることはありません。
TT350Sは「軽量&コンパクト設計」を重視したモデルですが、その性能は決して侮れません。家庭の室内で子供を撮影したり、旅行のスナップ撮影程度なら十分なパフォーマンスを期待できます。ちなみに、安価な中国ストロボは「マニュアル専用品」が多いですが、価格だけで飛びつくと痛い目に遭います。初心者が使いこなすのは困難だからです。
TT350SはTTL自動調光に対応していますので、ビギナーの方でもフルオートで綺麗な写真が撮影できます。
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HVL-F32MとTT350Sの仕様を比較する
基本スペックを比較しました。
HVL-F32M(ソニー純正) | TT350S(ゴドックス) | |
ガイドナンバー | 32(105mm/ISO100) | 36(105mm/ISO100) |
マルチインターフェースシュー | 対応 | 対応 |
液晶パネル | オレンジライト | オレンジライト |
バウンス | 上下(-8°~90°)
左右(-90°~-180°) |
上下(-7°~90°)
左右(-90°~-180°) |
ハイスピードシンクロ | 対応 | 対応 |
後幕シンクロ | 対応 | 対応 |
光量レベル | 1/1~1/128 | 1/1~1/128 |
照射角 | 24~105mm(オート/M) | 24~105mm(オート/M) |
ワイドパネル | 15mm | |
調光方式 | TTL/M | TTL/M/マルチ |
露出補正 | ±3EV | |
AF補助光 | なし | あり |
ワイヤレス | 純正光学式に対応 | Godoxシステムに対応 |
ファームウェア更新 | 非対応? | 対応 |
電源 | 単3電池 2本 | 単3電池 2本 |
重量 | 235g | 200g |
価格 | 31,350円 ソニーストア価格 |
10,600円 ネット通販価格 |
スペックを比較すると優劣つけがたい性能差ですね。
ガイドナンバー「32と36」の差は 気にしなくて良いレベル
スペックの違いを比較すると、ガイドナンバーの数値が異なります。どちらのモデルも単3電池2本を動力にするので、出力やチャージ時間は上位機種より劣ります。
しかし、GN32~36の数値があれば、室内で子供を撮影したり、旅行撮影する用途なら問題なく使用できます。体育館のステージを望遠レンズで撮影したり、バウンス撮影を多用するような場合はパワー不足を感じるかもしれません。
下記に適合の是非を記載しましたので、お時間があればチェックしてください。
●オークション出品用の商品写真を撮影したい
●レストランで料理の写真を撮影したい
●旅行先でスナップ写真を撮影したい
●小型軽量を最優先したい
●ポートレートで日中シンクロにチャンレンジしたい
●ソフトボックスやアンブレラを組み合わせてスタジオ撮影したい
●マニュアル発光メインで撮影したい
●高速連写にストロボ発光を連動させたい
NG項目に該当する場合は、HVL-F32MやTT350Sの出力では光量不足になったりチャージ時間に懸念があります。後悔しないためにも大出力モデルの購入をお勧めします。
また、ソフトボックスやアンブレラと組み合わせて撮影する場合、HVL-F32MやTT350SはヘッドがコンパクトなのでGodoxのアクセサリー類が使用できません。
両モデルとも TTL自動調光 に対応
社外ストロボの中にはマニュアル専用品が存在しますが、両モデルともTTL自動調光に対応していますので、ビギナーの方でもフルオートで綺麗に撮影できます。
ソニーの場合、独自のマルチインターフェースシューを採用していますが、社外品のTT350Sも完全対応していますので安心です。
また、照射角の範囲やオート機能、バウンス機能、ハイスピードシンクロ機能など、両モデルとも同等のスペックを備えてますので、運用で困ることはないでしょう。
「アルファベット」は 対応メーカー を示す
Godox製品の製品名に共通するのですが、末尾のアルファベットは対応カメラメーカーを示します。
TT350C | TT350N | TT350S | TT350F | TT350O | TT350P |
キヤノン用 | ニコン用 | ソニー用 | フジフィルム用 | マイクロフォーサーズ パナソニック オリンパス用 |
ペンタックス用 |
TT350は正規輸入品と平行輸入品が流通
Godox製品全般にいえることですが、日本で発売されている製品は正規輸入品と平行輸入品が混在しています。
商品は同じですが価格は平行輸入品の方が圧倒的に安価です。気になる違いを下記にまとめましたので、お時間があればご参照ください。
TT350には 兄弟機種のV350があります
カメラ女子やミラーレス一眼ユーザーにオススメのゴドックスTT350ですが、兄弟機種にゴドックスV350があります。価格は2倍ぐらい差がありますが、どこが違うのでしょうか?
【関連記事】
Godox TT350と兄弟機種V350の違いは? 仕様の違い調査!
HVL-F32Mは 気になる点 があります
私自身、αシステムの導入と同時にHVL-F32Mを購入しました。
しかし、TTL自動調光で撮影すると「露出アンダー」になることに気づきました。α6000番台やα7の第三世代の機種で確認しました。メーカーに問い合わせましたが、正確な情報は得られませんでした。中の人の非公式情報ですが「設計が古いので問題があるかも?」とのこと。
その後、HVL-F32Mを売却してTT350Sを購入しました。しかし、TTL自動調光時の露出アンダーの症状が現れました。諦めそうになったのですが、Godoxはファームウェアが更新できます。
公式サイトでTT350Sのファームウエア情報を確認すると私が所有するモデルはバージョンが古いことが判明。最新バージョンに更新すると、露出アンダーが見事に解消できました。
HVL-F32Mはファームウェアの更新情報がアナウンスされていませんので、私個人の感想になりますが「HVL-F32Mの露出アンダー問題」は解決されていないと推測します。
ソニーのデジカメは修理費用は高額
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
最後になりますが修理代が高額であることを事前にお知らせします。もちろん、HVL-F32Mを購入すると「1年間の製品保証」が付帯するので、使用上に過失がなく壊れてしまった時には無償修理対応になります。
しかし、購入後1年が経過した故障は有償修理です。HVL-F32Mを修理する場合の費用が気になりますよね。
HVL-F32M 修理費用の目安 | 11,000円〜15,950円 |
引き取り修理の送料 | 2,200円 |
総額 | 13,200円〜18,150円 |
どうですか? 高額ですよね。
まとめ
TT350Sは初心者に自信をもってお勧めできる小型&軽量ストロボです!
HVL-F32MとTT350Sの価格差は約3倍です。
HVL-F32MはTTL自動調光が露出アンダーぎみに発光する癖があるので、純正品のアドバンテージを見出すのが難しいです。
あくまでも私の意見になりますが、初心者の方やハイアマチュアの旅行用にTT350Sはオススメです!
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