αシリーズの「高速連写特化モデル」として鮮烈にレビューしたα9。正式発売は2017年5月26日。まもなく丸3年が経過し、4年目に突入しようとしています。
2019年11月1日、後継機のα9IIがソニーストア価格54万5000円(税別)で発売。
旧型となったα9ですが、ソニーは新型カメラが発売されても継続販売。39万8880 円(税別)に値下げされて絶賛販売中です。
α9IIへの買い替え需要も一巡し、中古流通量が増えてきたα9の「相場や流通量」と「買取価格」を調べてみた。
ソニーα9を中古で購入しても良いかな?と思う理由
2019年11月1日、α9IIの発売にともないα9は旧型カメラに格下げされました。素晴らしいカメラですが、革新を求めるユーザーに「新型はネガを潰した保守的なスペック」と判断されました。
最新の9が最良の9であることは間違いありません。
しかし、ソニーは旧型製品を値下げ販売します。その結果、中古価格や買い取り価格が低下します。
これらの事情を考慮すると。資産は数年後に大幅ダウンします。キヤノンやニコンの上級機種と比べると、リセールが悪すぎですよね。
SONYはやっぱり「家電メーカーなんだな〜」と感じるネガの部分であります。
筆者は、零細クリエーターなので、どうしても性能とコストを天秤にかけてしまうチキンな性格です。
α9とα7IIIの動画性能を比較した場合、動画撮影時のAF性能は同等です。α9にはPPが未搭載ですし、高感度特性を考慮すると「α7III」の方が優れます。
α9に望む性能は、AF作動時の絞り制限と、写真撮影時のブラックアウトフリー撮影の2点。
α9は、バージョンアップでリアルタイムトラッキンキングAFが搭載されました。バッテリーのNP-FZ100をα7IIIと共用できるので、筆者は「旧型でいいかな」と判断します。
2020年 ソニーα9の中古相場や流通量の傾向は?
まずは、価格.comとJ-カメラサイトで調査したデータを下記表にまとめました。価格は2020年3月時点の参考例です。
2020年3月 価格.com 表示件数:32台 価格帯:315,800円〜283,800円 | ||
ランク | 掲載数 | 価格帯 |
A | 2台 | 315,800円〜311,300円 |
B | 19台 | 299,200円〜291,800円 |
C | 11台 | 286,000円〜283,800円 |
追記 2020年7月時点 件数:39台(7台↑) 価格帯:319,800円〜286,000円
2020年3月 J-カメラ 表示件数:3台 価格帯:300,000円〜269,800円 | ||
ランク | ||
A〜AB | 1台 | 298,000円 |
B | 1台 | 298,000円 |
並 | 1台 | 269,800円 |
追記 2020年7月時点 件数:4台(1台↑) 価格帯:296,000円〜270,000円
価格.comサイトに掲載中α9は、中古総数32台。α7RIIIの中古総数は52台(価格は231,800円〜213,800円)でした。タマ数はα7RIIIの方が豊富ですね。
α9 新品価格の現状と中古価格を比較した
価格.comでα9(新品)の価格変動を調査しました。発売当初の新品最安値は、おおよそ485,000円。2020年3月時点の新品最安値は約371,000円。初値よりも23.5%ほど値落ちしています。
α9 | 新品販売価格 2020年3月時点 |
発売当初の価格.com最安値(2017年5月) | 値下がり率 |
価格.com最安値 | 約371,000円(税込) | 約485,000円 ※消費税8% |
約ー23.5% |
ソニーストア | 438,768 円(税込) | 約ー9.5% | |
中古品 Bクラス | 299,200円(税込) | 約ー38.3% |
α7RII | 新品販売価格(税込) 2020年3月時点 |
発売当初の価格.com最安値(2017年11月) | 値下がり率 |
価格.com最安値 | 約271,700円(税込) | 約356,000円 ※消費税8% |
約ー23.6% |
ソニーストア | 362,868円(税込) | 約+1.9% | |
中古品 Bクラス | 約209,000円(税込) | 約ー41.2% |
α9とα7RIIIの新品価格推移を比較すると、α9の方が値落ち幅が少ないようです。
α9の買取価格は、マップカメラのワンプライス買取は207,000円を提示。ソニーストアの初売り価格は50万円ぐらいだったと記憶しますので、三年間で60%近くも資産が目減りした計算になります。ソニー恐るべし!
α9の中古を購入して2年間使用する場合、発売から5年が経過したことになります。
買取価格を予想すると、ソニーストアの価格改正が無くα9III?にグローバルシャッターなどの革新機能が搭載されなければ「13万円〜10万円」と推測します。
2年間所有するために必要な維持コストは17〜20万円です。
20万円台のタマ数が増加 青色一発償却できる!
α9を原価償却する場合、固定資産に計上せずに経費計上できる唯一の選択は「中古のα9」一択です。
2019年のα9中古価格は、A〜Bクラスのタマは、30万円をキープしていたので、お仕事でα9をご使用になる方には朗報ですね。
すごく欲しい。悩みます。
最後までお読みいただきありがとうございます