新型カメラを購入すると、関連アイテムを購入する機会が増えてきますよね。テンションが上がり「これがあると便利じゃない!?」と思いつきで購入したものの、まったく使わなかったり用途が合わず買い直す羽目になるモノが少なからず出てきます。そんな無駄を減らすため、私が買って良かったと思うアイテムをご紹介します。
メモリーカード
SDカードは本気撮影用と安価な普段用を使い分ける
SONY α7RVは、有効画素数6100万画素なので、JPEG&非圧縮RAWを同時記録するとメモリーカード容量を圧迫します。SDカードのみで運用中ですが、容量は128GBが最も使いやすく感じています。
写真撮影は、高速書き込み性能がバッファ開放時間の短縮に直結します。書き込み速度を重視するとUHS-II V90を選択するのがベストですが、高価格がネックになります。個人の主観ですが、すべてのSDカードをUHS-II V90で揃える必要はないと思っています。連写&重要度の高い撮影はUHS-II V90、普段撮影は安価なUHS-II V60を使い分けて運用していますが、このスタイルでまったく問題はありません。
連写しない場合、低速規格のSDカードでも問題なく写真撮影できますが、書き込み時間や書き出し速度が遅くなるので待ち時間がイライラします。V30クラスの古い製品は、NASハードディスクへのコピー時間が30分以上要することがあります。その点、UHS-II V60はUHS-II V90と遜色ない書き出し速度が期待できるので、結果的にコピー時間の短縮につながります。
用途 | 本気撮影用(一軍) | 普段遣い用(二軍) |
規格 | SDXC UHS-II V90 | SDXC UHS-II V60 |
容量 | 128GB前後 | 128〜264GB前後 |
速度 | 書き込み:250MB/秒以上 読み取り:250MB/秒以上 |
書き込み:150〜200MB/秒前後 読み取り:200〜270MB/秒前後 |
価格 | 12,000〜20,000円前後 | 5,000〜8,000円前後 |
メモリーカードリーダー
UHS-II+A2(?)規格対応品が狙い目
SDカードをUHS-II V60またはUHS-II V90を購入したら、SDカードリーダーもUHS-II対応品が必要です。
キングストンMOBILELITE PLUS SDリーダー
私のオススメはキングストンの「MOBILELITE PLUS SDリーダー」です。価格が安価な上、最近急増中のUHS-I V30クラスの高速読み出しタイプに対応しているからです。サンディスクのSDカードでも高速読み出しできました。
メモリーカードケース
結局コレに落ち着きました
SDカードケースは、ハードタイプの強度重視型から携帯製重視のソフトタイプ型まで、様々なケースを使ってきました。結局私の使い方に馴染んだのは、ソフトタイプの製品でした。すでに4年近く愛用していますが、自信を持ってお勧めできるアイテムです。
thinkTANKphoto SDピクセルポケットロケット
thinkTANKphoto(シンクタンクフォト)のメモリーカードケースは3種類発売されていますが、SDカードの収納に適しているのは「SDピクセルポケットロケット グレー/オレンジ」になります。
SDカードは合計9枚収納可能です。撮影済みメディアは、カード裏面を表側にして収納することで判別できます。
ケース裏面は、会員証や名刺が収納できる透明ポケット付きです。急な撮影申請で必要になることがある証明写真も入れてあります。
液晶保護シート
純正ガラスタイプは性能がイマイチ
SONY α7RVは、ほぼ発売と同時に購入したため、液晶保護シートの選択肢が多くありませんでした。そのためカメラと同時発売された純正ガラスタイプ「PCK-LG3」を購入しましたが、低品質によるガラスの反りのため数ヶ月で空気が入りました。原因は不明です。
PCK-LG3装着後4ヶ月の状態。空気が入った状態の運用はストレスMAXです。α7RIVの時はまったく問題ありませんでしたので、怒りがこみ上げてきます。
現在は、液晶保護シートは消耗品と割り切り、Amazonで販売している安価なJJC液晶保護ガラスを愛用中です。
USB充電器
USB充電器があると便利
ソニーαシリーズは、充電器別売りのカメラが多い印象ですが、SONY α7RVは100V充電器「バッテリーチャージャー BC-QZ1」が付属します。
USB充電器があると使い勝手が飛躍的に向上します。価格も安価なので1個買って絶対に損しません。
100V電源がない外出先でも、モバイルバッテリーから充電できます。
予備バッテリー NP-FZ100
1日撮影するなら合計3個は欲しい
SONY α7RVに600mmGMを装着する機会が多いですが、動体撮影に専念すると純正バッテリー1本で3時間程度しか撮影できません。バッテリーは最低2本は必要だと思います。
NP-FZ100
私は4本の純正バッテリー「NP-FZ100」をローテーションして使用しています。1本はカメラに内蔵し、のこり2本はバッテリーケースに入れて持ち運んでいます。
バッテリーケース
バッテリーケースはコレ一択!
予備バッテリーの携帯ケースは、現在ソフトタイプを愛用中です。
thinkTANKphoto DSLRバッテリーホルダー2
シンクタンクフォトのバッテリーケースは4種類発売されていますが、NP-FZ100の収納に適しているのは「DSLRバッテリーホルダー2」になります。専用品と思えるぐらいジャフトフィットします。
2本収納可能です。使用済みバッテリーは逆向きに入れて判別できます。
エアブロアー
レンズ交換時に埃がセンサーに付着しやすい
ソニーαシリーズ全般の欠点ですが、屋外でレンズ交換をすると高確率で埃がセンサーに付着します。
いままでエアブロワーは自宅のみで使用していましたが、現在は外出用を買い足し、2個体制で運用中です。価格は安価な製品で構いませんが、大風量が稼げる大型タイプがオススメです。
私は安価な国産品を使用していますが、ソニーストアやプロの多くはスイスのBERGEON製を使用しています。本来カメラ用ではなく時計整備用ですが「BERGEON No.5733」が人気のようです。こだわり派の人は、候補に入れてみてはどうですか?
アンカーリンクス
アンカーリンクス経由でストラップを装着
SONY α7RVで動画撮影する場合、ストラップが邪魔な存在になります。
ピークデザインのアンカーリンクス
動画撮影する予定があるなら、ストラップにピークデザイン「アンカーリンクスAL-4」を取り付け、ストラップを簡単に着脱できるようにしておくと便利です。
アスカスイス互換プレート
カメラと三脚の着脱がスピーディーに
カメラを三脚にスピーディーに着脱するため、カメラ底面にアルカスイス互換プレートを装着しています。
これにより、三脚への着脱が迅速に行えるため、撮影効率が飛躍的に向上します。私はアマゾンで販売している中華製の「コレ」を使用しています。まだ不具合は発生していません。
縦位置グリップ
小指問題は純正縦位置グリップで解消
SONY α7RVに600mmGMや100400mmGMを装着する機会が多く、カメラ本体のグリップが浅いため小指がかからず、手持ち撮影が安定しません。スモールリグのプレートも試しましたが、カメラ底面と金属同士が干渉し、塗装が剥げる事態を経験しています。また、スモールリグは意外と重く、ホールド感もイマイチです。
純正縦位置グリップVG-C4EM
現在は、写真撮影時に純正縦位置グリップ「VG-C4EM」を装着してグリップ感を重視。動画撮影時はカメラ本体のみで撮影しています。
純正縦位置グリップ装着時、カメラ底面の電池ブタを取り外す必要がありますが、縦位置グリップに収納できるので紛失する心配はありません。
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【レビュー】ソニーα純正縦位置グリップVG-C4EMをα7RVに装着した感想
ストロボ
GODOX TT685II-SはTTL調光やワイヤレスに対応
SONYα用純正ストロボは、とても高価な価格設定のため導入し辛い状況です。また、ストロボは、1灯ではなく多灯運用する時代なので、すべて純正システムで揃えると驚くほど高額になるため、慎重に判断する必要があります。
GODOX TT685II-S
私はGODOXストロボで、5灯ワイヤレスシステムを構築しました。最初に購入するなら、TTL自動調光に対応した「GODOX TT685II-S」がおすすめです。その後、必要に応じてワイヤレスコマンダーや安価なマニュアルストロボを購入すれば低価格で実用的なワイヤレスシステムが完成します。
※この記事の写真は、すべてGODOX TT685S(1灯)で撮影しました。
NAS
画像貯蔵庫は複数PCからアクセスできるNAS
SONY α7RVは、有効画素数6100万画素あるため、データバックアップに相応のコストがかかります。私の場合、1年1TBペースで消費するため、大容量HDDを購入しても残量は驚くべき速さで減少します。
Synology DS220J
NASは「Synology DS220J」を使い、バックアップ機能付きのシステムを構築しました。現在快調に稼働中です。
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