「Chan-masa Studio」に訪れてくれる読者は、本物重視の中級者以上の方が大半のようです。本物を見抜く力を持っていて「どうせ買うなら良いものを選びたい」という方が多いようです。
液晶保護フィルムを「ちょっとこだわって購入する」なら、どれがおすすめ?
そのような素朴な疑問を究明すべく、2020年版、用途や予算に応じた液晶保護フィルム選びを調べてみた。
お時間がある人は、下記記事をお読みください!
液晶保護フィルムを「用途別」「熟練度別」に考察した
透明度を重視するならガラスタイプがおすすめ 筆者イチオシ!
最初に、液晶保護ガラスの弱点を申し上げると価格が高価で貼りづらい傾向にあります。薄さ0.2mmほどのガラスを想像すれば納得していただけますよね。
しかし、ガラスならではの透明感は、液晶モニターがワンランクアップしたかと錯覚するほど視認性に優れます。
硬度が高くタッチパネルを操作したり服と擦れても小キズが付着しづらい傾向にあります。硬度は「●H」で表記され、数値が大きくなるほど硬度=強度が増します。
中級者以上の方は、液晶保護フィルムを貼った経験があるはず。保護ガラスは取り扱いづらい特性がありますが、未体験の方はこの機会に挑戦してはいかがでしょうか?
ケンコー 液晶保護ガラス KARITES
材質 | ガラス |
透過率 | 95.0%以上 |
硬度 | 9H以上 |
表面処理 | 反射低減ARコート・防汚/指紋防止加工 |
厚さ | 0.21mm |
機能 | ラウンドエッジ加工 |
ハクバ ULTIMA 液晶保護ガラス
材質 | ガラス |
透過率 | |
硬度 | 9H |
表面処理 | 反射低減ARコート・防汚防止フッ素コート |
厚さ | 0.20mm |
機能 | バブルレス・飛散防止・自己粘着・ラウンドエッジ |
筆者のα7IIIは、ソニー純正の液晶保護ガラスを貼っています。ひかえめに「すごく良かった」ので記事を作成しました。気になる人は下記リンクでご覧になれます!
【関連記事】ソニーαの液晶保護 PCK-LG1が良かったので画像付きで紹介
反射を嫌うならアンチグレアタイプがおすすめ
あなたは、パソコンのディスプレイを選ぶとき「グレア派(光沢調)」それとも「アンチグレア派(マット調)」を選びますか?
「ギラギラした液晶画面が生理的にダメ」と受け付けられない方も多くみえます。
筆者の経験では、PET製品のアングレアタイプは明らかに透明度や明瞭度が劣り「これだっ!」という商品に出会ったことがありません。
最近ではコーティングが改良されグレアタイプでも反射を抑えた商品が普及しました。
どうしても「アングレアタイプじゃなきゃダメ」という人以外は、高性能なグレアタイプを試した方が良いと思います。
貼りやすさを重視するならエアーレス加工タイプがおすすめ
20年前の液晶保護フィルムは、気泡が入ると自然に消えることはなく、針で空気を抜いて対処してました。職人芸のテクニックが必要だったんですよ。
5年ほど前からスマホ用の技術が転用され、粘着面の技術が大幅向上。粘着層にシリコンを用いることで、誰でも綺麗に貼れるようになりました。
手先が不器用な方や初心者の方は、無理してガラスタイプを購入するよりエアーレスタイプを選んだ方が無難です。
多少空気が入ったとしても、数日放置すれば空気の跡が消えるからです。
メーカーが最も力を入れているのがこのタイプ。スマホ用保護フィルムの先端技術が流用されていますので、買って損することはないはずです。
ケンコー 液晶プロテクター Escorte(エスコルト)
材質 | PET グレア加工(光沢仕上げ) |
透過率 | 92.0% |
硬度 | 9H コート層 |
表面処理 | 撥水・撥油コーティング |
厚さ | 125ミクロン |
吸着・機能 | 気泡消滅タイプ(シリコン) |
ハクバ EX-GUARD 液晶保護フィルム
材質 | PET |
透過率 | 93.0% |
硬度 | 9H コート層 |
表面処理 | 反射低減ARコート・防汚防止フッ素コート |
厚さ | 0.20mm |
吸着・機能 | シリコン・バブルレス・自己粘着 |
液晶が保護できれば十分という人は廉価版がおすすめ
「液晶モニターを保護したい!」とか「液晶がむき出しの状態だけはガマンできない」という人は、安価な液晶保護フィルムで十分。
国産メーカーの商品でもネット通販なら1000円以下で購入できるはずです。
ケンコー 液晶プロテクター
材質 | PET |
透過率 | 95.5% |
硬度 | 3H |
表面処理 | 反射低減ARコート・防汚/指紋防止加工 |
厚さ | |
吸着・機能 | 気泡消滅タイプ(シリコン) |
ハクバ 液晶保護フィルム MarkII
材質 | PET |
透過率 | |
硬度 | |
表面処理 | ハードコート・防汚防止フッ素コート |
厚さ | |
吸着・機能 | シリコン・バブルレス・自己粘着 |
まとめ
メーカーについては、ケンコー、ハクバ、純正品の中から選択すれば、失敗することは無いと思いますよ。
最高性能を求めるならガラス、平均点を重視するなら高性能なエアーレス加工タイプ、価格重視なら廉価版、ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました