岐阜県を代表する撮影スポットのひとつが岐阜県関市にある「川浦(かおれ)渓谷」。名もなき池から車で30分ぐらいで行けるので、セットで撮影する人も多いのではないでしょうか?
渓谷と聞くと未舗装の林道を走行するイメージですが、川浦渓谷は無料駐車場完備で車で手軽に行ける(道路は狭いです)のが魅力。
休日は多くの人が訪れるので駐車場が満杯にあることもあるようですが、道路を200mほど直進した右側に駐車場と常設トイレがあるので、そちらの利用をお勧めします。
これから川浦渓谷を撮影するカメラマン向けに「絶対に失敗しない川浦渓谷撮影攻略法」を公開します!
川浦(かおれ)渓谷の所在地
交通アクセス
地図引用:グーグルマップ https://www.google.co.jp/maps
グーグルマップ ←ストリートビューで確認できます。
高速道路利用(美濃市・関市方面から)
東海北陸道・美濃IC → 国道156号 → 県道81号 → 国道256号 → 県道52号 → 関市板取川浦付近
美濃市からおおよそ70分
コンビニないですよぉ〜 ファミリーマート美濃上条店が最後?(美濃ICから3kmぐらい)
岐阜市方面から一般道
岐阜市内 → 国道256号 → 県道52号 → 関市板取川浦付近
岐阜市からおおよそ70分
コンビニないですよぉ〜 ファミリーマート山県(やまがた)岩佐口店が最後?
ナビゲージョン用住所
板取キャンプ場に設定(岐阜県関市板取4602-12)して下記看板交差点までナビゲーション通りに運転。
板取キャンプ場の看板がある交差点が目印。ここから先は、ナビゲージョンを無視して道なりに1.5kmほど直進すると川浦渓谷に到着します。
トンネルを抜けて道路の右側にこの写真が現れたら到着です!
駐車場
最寄りの駐車場は、トンネル通過後に現れる川浦渓谷看板前に駐車場があります。
さらに奥に200mほど直進した右側にトイレ完備の駐車場があります。
料金無料です。
平日の11時ぐらいに来ましたが車3台の先着がいました。
手前のフリードスパイクハイブリッドが、車中泊可能な僕の車です。
30分ぐらい滞在しましたが、平日に駐車場がいっぱいになることはありませんでした。
- 24時間利用可能
- トイレ併設
川浦渓谷までの距離
駐車場から川浦渓谷までの距離は50~300mぐらい。勾配はなく徒歩数分で到着します。
川浦渓谷の撮影ポイント
撮影ポイント1 橋から下流方向
2020年6月4日 10時ごろ撮影 Photo by Chanmasa-studio
川浦渓谷を代表する写真が撮影できます。焦点距離24mmで撮影しました。
撮影ポイント2 橋から上流方向
俯瞰からの渓流を撮影。瀬に直射日光が当たる時間は短時間です。
撮影ポイント3 休憩所から上流を撮影
川浦渓谷の看板から旧道を下流に歩くと3分程度で休憩所に到着します。
そこから上流を撮影した写真がコレ。
川浦渓谷の石碑?の右横が撮影ポイントです。
撮影ポイント4 側道の橋から支流を撮影
流れ込みや淵が撮影できます。右上には小さな滝?が流れていて、岩が赤茶色をしているので色彩的に美しい写真が撮影できますよ。
撮影ポイント5 側道の橋から下流を撮影
支流から本流への流れ込みが撮影できます。
カメラ&レンズ
撮影に適したレンズは24〜120mmぐらいの焦点距離が使いやすいです。
高価な高性能レンズが無くても気軽に撮影できます。
PLフィルターを装着すれと川の透明度が格段にアップ!
PLフィルターとは、水面の反射(乱反射)を取り除くフィルターです。サングラスの「偏向レンズ」に似た効果が得られます。この機会にぜひPLフィルターをご用意ください!
PLフィルターをお持ちでない方は、国内メーカー(Kenko、HAKUBA、MARUMI)であればどれを選んでも問題ありません。
PLフィルターの有無は写真品質に大きな差が現れますが、高価なものを購入すれば写りが良くなるわけではありません。過剰投資は不要です。
個人的なお勧めアイテムは「Kenko PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL(W)」です。
レンズの前面にフィルタ径が「72mmとかパイとか」記載されていますので、同じサイズを購入し、レンズ先端にネジ込んで装着します。
スマホ用のPLフイルターも販売
スマホ用のPLフィルターもKenkoから販売されています。クリップで固定する仕組みです。
「Kenkoスマートフォン用交換レンズ CPL」がお勧めです。
ただし、レンズが中央によったスマホは装着できない恐れがあります。
PLフィルターの注意点
安価な中華製も販売されていますが、色が付く製品(茶色くなったり青くなったり)があるので、詳しい上級者の方ならノウハウがあると思うの否定しませんが、初心者の方は国産メーカーを購入するのが無難です。
注意 あまり硬くねじ込むと外れなくなります。「ゆる〜く」で十分です。
PLフィルターの使用方法
使用方法は、フィルター枠が回転します。このフィルター枠を回転させると、水面の反射が消えますので、反射が消えたところでシャッターを切るだけです。
露出が暗くなるのでシャッタースピードが遅くなります。ISO感度を高く設定するまたはAUTOに設定して、手ブレをおこさないようにご注意ください!
川浦渓谷を撮影するための機材
撮影当日の機材
- カメラ:SONY α7III
- レンズ:FE24-105 G OSS
- フィルター:Kenko PLフィルター(72mm)
カメラの設定
JPEG撮影する場合、ホワイトバランスを日中に設定。
基本的にはJPEG+Raw撮影し、帰宅後にフォトレッチするのが王道。
三脚持参で手ブレを抑える
PLフィルターを装着すると露出が暗くなります。
シャッタースピードを1/125秒以下に設定すると手ぶれ補正機能で撮影できますが、三脚を持参した方が確実です。
撮影に適した時間帯 ← 重要です
川浦渓谷は、奥深い谷に川が流れています。
直射日光が当たる時間は、お昼ぐらいに限定されます。
撮影に適した季節や気象条件 ← 重要です
季節
川浦渓谷に適した季節は、ズバリ「春と秋」
- 春 4〜5月 新色の美しい緑が撮影できます。
- 秋 10〜11月 紅葉と澄んだ川色の美しい色彩が撮影できます。
雪(冬)の川浦渓谷は4輪滑り止めが必須。積雪がなくても路面凍結の心配があるので都会住まいの方は控えることを強く推奨します。
天気
晴れの日がベスト。
雨による増水を考慮
雨の日の翌日は、増水するので水の透明度が著しく低下します。
渓流なので水が引くのは早いですが、川浦渓谷は「澄み切った水質」が生命線だけに、大雨後の撮影は3~5日開けることをお勧めします。
川が濁流では絵になりません。
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