安いから刷りまくり!インクジットプリンタ用格安写真用紙2選

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プリント

インクジェットプリンタ用写真用紙は、品質の良いものを選ぶとコストがかさみますよね。用紙にはランクがありますが「安価製品の品質」を調査しました。

結論は「エプソン写真用紙ライト薄手光沢」か「FUJIFILM画彩写真仕上げValue光沢普通」を選択すれば、普段使いの写真印刷ならまったく問題ありません。まじ、お勧めですよ。

エプソン写真用紙ライト薄手光沢を推す理由

エプソンの写真用紙(印画紙タイプ)は、最上級グレードの「写真用紙CRISPIA(=クリスピア)・高光沢」を頂点に、「写真用紙・光沢」、「写真用紙・絹目調」があり、最後に「エプソン写真用紙ライト薄手光沢」の秩序になります。

高価な用紙と安価な用紙の違いは「光沢感」と「厚み」です。

写真用紙CRISPIA高光沢は、光沢度や平坦度に優れ、紙厚があり張りがある印象です。安価な「エプソン写真用紙ライト薄手光沢」は、コストダウンのため光沢度や平坦度が犠牲になり、厚みが薄くなります。

しかし「エプソン写真用紙ライト薄手光沢」は、数ある安価な写真用紙の中でも、品質が妥協できる範囲に収まる商品です。

光沢度は許容範囲で、正確な色が再現できます。紙厚は若干薄く、若干裏が透けて見えますが、妥協できる範疇です。また、筆者が声を大にしてアピールしたいのが「平坦度が高い」こと。低品質の用紙は、時間が経過するとカールしますが、この用紙はほとんど反りません!

エプソンプリンターユーザーなら、ICCプロファイルが付属しますので、正確な色で出力できます。

用紙サイズ 枚数 白色度 参考価格
L版
89×127mm
100枚 非公開 L版400枚
アマゾン価格
1,236円
※2020年4月25日
200枚
400枚
KGサイズ
102×152mm
100枚
2L版
127×178mm
20枚
50枚
A4
210×297mm
20枚
50枚
100枚
A3
297×420mm
20枚
A3ノビ
329×483mm
20枚

EPSON 写真用紙ライト[薄手光沢] L判 400枚 KL400SLU created by Rinker エプソン Amazon FUJIFILM画彩写真仕上げValue光沢普通を推す理由

富士フィルムの写真用紙(印画紙タイプ)は、最上級グレードの「画彩写真仕上げPro・超光沢厚手」を頂点に、「画彩写真仕上げ光沢プレミアム・光沢厚手」、「画彩写真仕上げHi・絹目超厚手」があり、最後に「画彩写真仕上げValue・光沢普通」の秩序になります。

画彩写真仕上げPro・超光沢厚手は、光沢度や平坦度に優れ、0.32mm紙厚があり張りがある印象です。白色度102.0%の際立つ白さが特徴です。

安価な「画彩写真仕上げValue・光沢普通」は光沢度や平坦度が犠牲になっていますが妥協できるレベルです。厚みが0.235mmに薄くなっています。

白色度は99.5%は許容範囲で、紙色が白すぎず、むしろ正確な色で出力できます。

用紙サイズ 枚数 白色度 参考価格
L版
89×127mm
100枚 99.5% L版400枚
アマゾン価格
1,109円
※2020年4月25日
200枚
300枚
400枚
2L版
127×178mm
55枚
A4
210×297mm
55枚
100枚

用紙の比較

紙厚の違いはほとんどありません。光沢度も大差ありませんが、画彩写真仕上げValueの方がわずかに勝る印象です。

エプソン写真用紙ライト薄手光沢の裏面
画彩写真仕上げ光沢プレミアム・光沢厚手の裏面

1年経過後の反り具合を比較しました。

画彩写真仕上げValueは長編方向にわずかに反りますが、エプソン写真用紙ライト薄手光沢は長期保存しても反りがほとんど生じません。参考までにキヤノン写真用紙・光沢ゴールドは反りがひどいですよね。

発色については大差ありません。僅差ですが画彩写真仕上げValueは黒の締まりが良い印象です。純粋な写真品質は画彩写真仕上げValueが優れていると判断します。

エプソン写真用紙ライト薄手光沢が適している人
  • エプソンプリンターを使用している(ICCプロファイルがある)
  • 反らない紙が欲しい

※若干の裏写りがあります。

画彩写真仕上げ光沢プレミアム・光沢厚手が適している人
  • 黒の締まりを重視する人
  • 最安値を求める人

※若干の紙の反りがあります。

プリントプロファイル作成ツールを所有している人

画彩写真仕上げValueの方が正確な色が再現できる印象です。

まとめ

コストパフォーマンスに優れる写真用紙2製品を紹介しました。価格は安いですが品質は妥協できるレベルだと思います。

印刷コストが高いとお嘆きの方は、どちらかの製品を試してみることをお勧めします!

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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この記事を書いた人
ちゃんまさ

雑誌編集部勤務を経て、個人制作会社を設立。30年以上にわたり雑誌取材、企業の企画執筆・写真撮影・TV番組の撮影などに従事。業務で得た経験や知見をもとに、カメラ・写真レタッチ・動画編集・商品レビューなどの情報を発信します。

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