【レビュー】Godoxソフトボックスがおすすめの良品だった

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ストロボ&照明

Godox Litemons LA150Dの導入に合わせ、Godox製ソフトボックスを購入しました。標準的サイズの90×60cmを選択しましたが、販売価格5000円前後でありながら、ボーエンズマウントとグリッドが付属する大盤振る舞いです。安価なので「品質は大丈夫?」と疑いましたが問題なく良品でした。

個人的にオススメのアイテムですが、初めてソフトボックスを導入するときの注意点を含めてレビュー記事にまとめました。購入前の参考になれば嬉しいです。

ちゃんまさ評価 ★★★★★★★★★☆ 9点

メリット
●価格が安価で良質
●マウント&グリッド標準装備
●フラットな光が得られる

デメリット
●とくになし

ソフトボックスの効果

ストロボやLED照明は、被写体に向けて直接照射すると光の質が硬く、くっきりとした影がつきやすくなります。ソフトボックスは、人口光を拡散し、大きな面積で発光することにより、影の少ない写真撮影を可能にするアイテムです。

本来は、業務用途の強いアイテムですが、安価な中華製品が出回る昨今、ハイアマチュア層が導入し、運用できる環境が整いつつあります。

Godox ソフトボックス 90×60cm購入

ソフトボックスがまだ業務専用アイテムだった頃、価格は5〜10万円前後と高額でした。ところが、ネット通販に安価な製品が流通すると高価な有名メーカー品を購入する必要がなくなり、高品質な写真が誰でも撮影できるようになりました。

今回紹介するGodox製ソフトボックス(90×60cm)は、ネット通販で5000円前後で購入しました。有名メーカーの製品なら、別売り必死のボーエンズマウントやグリッドが標準装備するので驚きです。

しかし「格安ソフトボックスの性能はどうなの?」と、疑問が付きまといます。というわけで、簡単ですがレビューします。

商品開封

Godox製ソフトボック(90×60cm)は、専用ケースに収納された状態で届きました。

チャックを開けると、製品一式が梱包されています。

内容物を開封しました。ソフトボックス本体、骨組み4本、メインスクリーン、拡散スクリーン、ボーエンズマウント、グリッド、ケースです。ボーエンズマウント標準装備は、ほんと凄いことです。

ソフトボックスに骨組みを装着し、付属のボーエンズマウントに組み付けました。骨組みは、若干弱い印象ですが、運用上とくに問題ありません。

拡散スクリーンを装着したところ。光量が低下しますが、光の質を柔らかくできます。

メインスクリーンは、ベネクロテープで着脱できる構造です。縫製精度は悪くありません。

トップ光として運用するとこんな感じ。最先端のコマーシャルカメラマンの厳しい要求に応えられるかは不明ですが、私のような簡単な業務用途から趣味撮影で運用するなら、十分すぎる品質です。

Godox Litemons LA150Dに装着

Godox Litemons LA150Dに同社ソフトボック(90×60cm)を装着すると、こんな感じです。

ソフトボックスの有無による色温度変化

セコニックスペクトルメーターC700を使い、Godox Litemons LA150D単体と、同社ソフトボック装着時の色温度実測値を比較しました。

ソフトボックスを装着して独自検証すると、色温度に悪影響を及ぼすことはありませんでした。ただし、スクリーンは経年変化で黄ばむ傾向があり、長期運用する過程で色温度が低下する恐れがあることを付け加えておきます。

Godox Litemons LA150D
+標準リフレクター
Godox Litemons LA150D
+ソフトボックス
出力 20% 5649K 5711K
出力 60% 5630K 5765K
出力 100% 5745K 5836K

計測環境
計測器:セコニックスペクトルメーター C700
Godox LA150D+標準リフレクター → 発光面から約1m40cm
Godox LA150D+ソフトボックス → スクリーン面から1m(発光面から約1m40cm)

ソフトボックスの有無による光量変化

セコニックスペクトルメーターC700を使い、Godox Litemons LA150D単体と、同社ソフトボック装着時の光量実測値を比較しました。

ソフトボックスを装着すると、光量は大幅に減衰します。これは、Godox製品特有の症状ではなく、すべての製品に該当することです。写真撮影時は、スローシャッターで露出を稼ぐことができますが、動画撮影時は1/60秒以下に下げることができないため、高出力LEDライトが欲しくなります。

Godox Litemons LA150D
+標準リフレクター
Godox Litemons LA150D
+ソフトボックス
出力 20% 6820Lux 814Lux
出力 60% 17300Lux 2020Lux
出力 100% 26600Lux 3250Lux

計測環境
計測器:セコニックスペクトルメーター C700
Godox LA150D+標準リフレクター → 発光面から約1m40cm
Godox LA150D+ソフトボックス → スクリーン面から1m(発光面から約1m40cm)

ソフトボックスの有無による色被り変化

セコニックスペクトルメーターC700を使い、Godox Litemons LA150D単体と、同社ソフトボック(90×60cm)装着時の色被り実測値を比較する図がこちら。

独自検証すると、色被りが助長されることはありませんでした。ただし、スクリーンは経年変化で黄ばむ傾向があり、長期運用する過程で色被りが発生する恐れがあることを付け加えておきます。

Godox Litemons LA150D
+標準リフレクター
Godox Litemons LA150D
+ソフトボックス
出力 20% 0.4G 0.4G
出力 60% 0.4G 0.4G
出力 100% 0.5G 0.5G

計測環境
計測器:セコニックスペクトルメーターC700
Godox LA150D+標準リフレクター → 発光面から約1m40cm
Godox LA150D+ソフトボックス → スクリーン面から1m(発光面から約1m40cm)

作例

撮影環境はこんな感じ。光源を商品上部に設置し、レフ板は一切使用せず、1灯のみで撮影しました。

純正リフレクターのみで撮影

純正リフレクターで撮影すると、光の芯が強く、背景に強い影が映り込みました。配光は、中心部と周辺部で光量が大きく異なり、スポットライトを浴びた印象です。

ソフトボックス付きで撮影

ソフトボックスを装着した状態で撮影すると、光の芯が消え、影の存在感が和らぎました。配光は、中心部と周辺部の差が無くなり、フラットな写真に仕上がりました。

まとめ

ソフトボックスの光を和らげる効果は絶大なので、ハイアマチュアの方にもぜひチャレンジしてほしいです。ただし、スクリーンサイズが大きくなるほどフラットな光質が得られますが、その反面、狭い部屋での運用は大変になります。初めて購入するなら、90cm以下にとどめておいた方が無難です。

また、ソフトボックスを装着すると光量が大幅に低下します。写真撮影は、スローシャッターで露出を稼ぐことができますが、動画撮影は1/60秒以下にできないため、高出力LEDライトが欲しくなります。

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