岐阜基地の撮影スポットといえば「空の森運動公園」が有名ですが、慣れてくると「着陸態勢の写真ばかり」で物足りなくなってきます。そこで雰囲気を一転、広大な背景をバックに撮影するなら「矢熊山・山頂」が狙い目ですよ。冬の季節は「メラメラ」の影響も少なく、雪山を背景にした写真が撮影できます。
矢熊山山頂(前渡不動尊 仏眼院)
各務原市の南部にある矢熊山は、木曽川や濃尾平野を望むことができる小高い山です。山頂は、念入りに木々が伐採されているので見晴らし良好。南方を望むと手前に木曽川の清流が流れ、すいとぴあ江南や小牧城、遠くに名駅ビル群が見渡せます。
山頂には仏眼院・前渡不動尊があります。展望台は境内の裏側にあり、参拝客や家族連れがハイキングで訪れる人気スポットです。
無線片手に超望遠レンズを構える風貌は、正直「場違い」な印象です。
北東方面を望むと、遠方に岐阜基地の滑走路が一望できます。距離が1000m以上離れているので機体のアップ撮影は諦めた方が無難です。
1〜2月の期間に「雪山バック」に撮影するのが狙い目です!
※山頂に自動販売機はありません。
アクセス
空の森運動公園からのアクセスは、県道17号・関江南線を南(木曽川)方面に直進。800mほど直進した2つ目の信号交差点(前渡東町7・シェルGSあり)を右折。
600mほど直進して1つ目の信号交差点(浄水公園東)を通り過ぎた右側道路沿いに駐車場があります。空の森運動公園からの距離は約1.6km。所要時間はクルマで4分程度です。
駐車場
●駐車場:前渡不動・矢熊山駐車場を利用
●駐車台数:40台程度(無料)
※自動販売機はありません。
前渡不動・八熊山駐車場が無料で利用できます。駐車場から山頂までの距離はおおよそ300m。所要時間は徒歩10分程度です。
トイレ
立派な水洗トイレを完備しています。清掃が行き届いているので綺麗です。
「紙あり」が嬉しいポイントです
自動販売機
駐車場内に自動販売機はありません。(見落としているかもしれません)
コンビニ
近隣のコンビニは、県道17号・関江南線を南(木曽川)方面に直進すると、道路沿いに2店ほどあります。この2店を逃すと近隣にコンビニはありません。
飲食
駐車場脇にはカフェ「cafe de Epis カフェドエピ」が営業中です。モーニングやランチ、バーガー系テイクアウトが美味しいと評判です。営業時間は朝8時オープン。月曜定休日。
山頂までの行き方
駐車場から山頂までの道のりを紹介します。
▲カフェ左側に山道入り口があります。山頂まですべて舗装(階段ナシ)されているので楽に登ることができます。
▲直進すると1つ目の分岐があります。看板に「山頂右」と表示されていますが撮影目的の場合は直進します。
▲2つ目の分岐は「道なり」に直進します。
▲3つ目の分岐も「道なり」に直進します。
▲「火の用心」の看板が見えたらゴール直前です。あと少し!
▲おめでとうございます。山頂到着です。
撮影装備
●カメラ&レンズ(テレコン)
●記録メディア
●予備バッテリー
●受信機 ※推奨
レンズは600mm以上推奨
八熊山山頂から滑走路までの直線距離は1000m以上離れています。1000mm以上のレンズでも機体をアップで撮影するのは不可能です。
撮影に適した機体は、C-1、C-2、P-1など大型機の撮影に適しています。ここは割り切りが肝心ですね。
ファイター狙いの場合は、伊吹山、岐阜城、岐阜市内など「背景を活かした撮影」に専念した方が良い結果が得られます。1〜2月は、雪山バックが定番です。
基本的にRW28運用
岐阜基地は、年間を通してRW28運用されます。例外は夏季に台風が接近してくる「南風」が吹いた時ぐらいです。
RW28運用時の狙い目は、1st〜2ndの時間帯のT&Gからのショートクローズ。順光状態でファイターの背中をばっちり拝めます。夏季の3rdは逆光になります。
着陸は、木曽川上空を東方向に飛行し「伊木山上空」で180度旋回します。この時も背を拝めますが「脚が出ている」ので迫力は劣ります。
陽炎の影響
天気の良い日は、地面と気温の温度差が発生し、水蒸気が蒸発するため陽炎の影響を受けやすくなります。また、春の霞の時期は、高性能なレンズを用いても高精細な写真を撮影するのは困難です。
解像重視で撮影するなら、1〜2月の1stまたは3rdに照準を合わせましょう。
エアバンド対応受信機の必要性
撮影時にあると便利な装備がエアバンドに対応した受信機。
コメント