α7iiiは「ライブビュー表示」の設定により、ファインダーの見え方(明るさ)を設定できます。露出モードをオート系に設定した時は影響ありませんが、マニュアル露出やフラッシュ撮影時に効果を発揮します。
状況に応じてライブビュー表示を切り替える
ミラーレス一眼は、フィンダーに撮影素子の映像が表示されます。その映像を露出設定通りに表示するか、環境光の明るさにかかわらず見やすく表示するかを「ライブビュー表示」項目で設定できます。
設定場所
MENU ▶︎ 撮影設定2 ▶︎ 表示/オートレビュー1 【6/9】▶︎ ライブビュー表示
設定効果反映On
液晶ディスプレイに表示される映像を、撮影結果に近似した映像をライブビューで表示します。写真の明るさやホワイトバランスを確認しながら撮影する時に使用します。
ただし、他社製のフラッシュを装着した時、ライブビュー映像が暗く表示される問題を抱えています。また、露出モードがオートの場合は正常に表示されますが、マニュアル露出の場合、シャッタースピードや絞り値が適正でないと正常の明るさで表示されません。
メリット
▶︎ ボケ具合が撮影前に確認できる
▶︎ 適正露出が撮影前に確認できる
デメリット
▶︎ フラッシュ撮影時に表示が暗くなる
▶︎ マニュアル露出の場合、設定値により明るくなったり暗くなる
設定効果反映Off
露出やホワイトバランスの設定を反映せず、一定の明るさでライブビューで表示します。暗所撮影時や意図的に露出アンダーを狙った露出補正をおこなった時にも明るく表示されるため、ピントの確認や構図をチェックしやすくなります。
メリット
▶︎ 露出設定に関係なく明るく表示されるのでピント合わせや構図が確認しやすい
デメリット
▶︎ 露出やホワイトバランスの反映がわからない
筆者の運用方法
筆者は、基本的に「撮影効果反映On」で撮影しています。露出やホワイトの設定を間違っていると、撮影前に気付けるからです。ミス防止用の意味合いが大きいですね。
基本的と言いましたが、例外は「フラッシュ撮影時」。この時は撮影効果反映Offに切り替えます。
撮影効果反映Onといってもフラッシュ撮影時は「発光していない状態でシミュレート」するわけですから、矛盾が生じますよね。
夜間にフラッシュ撮影する場合、撮影前は真っ暗なわけですからモニターに表示される映像は、フラッシュの明るさではなくゲインをあげて表示します。環境光とフラッシュではホワイトバランスも異なります。
フラッシュ撮影時は構図とピント確認を重視して撮影効果反映Offを選んでいます。
ロケ撮影だと「撮影効果反映On」と「撮影効果反映Off」を頻繁に切り替えます。
そのため、撮影効果反映はMENUの「マイメニュー」に登録して、すぐに変更できるように工夫しています。
設定場所
MENU ▶︎ マイメニュー1 ▶︎ ライブビュー表示
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まとめ
ライブビュー表示は頻繁に切り替えますが、カスタムボタンに設定するほど優先順位は高くありません、妥協策が「マイメニュー」と登録でした。
メニューから選択すると「どこだった!?」と迷いますが、マイメニューに登録すれば迷わず選べるのでおすすめですよ。
最後までお読みいただきありがとうございます
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