小松空港がRW06運用の時、おもに着陸の撮影に適しているポイントが日本海に面した新保海岸エリアです。RW06の着陸はエンド道路沿いから撮影するのが定番ですが、雑林から飛び出してくる感じで後追い写真になりがちです。陽炎の影響を受けやすい難所であり精細な写真が撮れないことも少なくありません。新保海岸は撮影距離が遠く超望遠レンズが必要ですが「ひねりの着陸態勢」が撮影できるオススメポイントです。
新保海岸
RW06運用時 | 着陸 |
太陽の向き | 午前中が順光 |
新保海岸は、北陸道・片山津I.C.から北東の方角にある日本海沿いの海岸です。海岸といつても砂浜はなく、テトラポット(波消しブロック)が並べられています。そのため、多くの釣り人が訪れるポイントのようです。
撮影機会は「RW06運用時の着陸」に限定されます。太陽の向きは、午前中が順光で、午後は逆光になります。防波堤、または北陸道の陸橋上から撮影します。
※RW24の離陸、民間機の撮影には適していません。
アクセス
スカイパークこまつ共生の丘から新保海岸へのアクセスは、県道20号線(小松加賀線)を北陸道・片山津I.C.方面に直進。道なりに約6.5kmほど直進し、片山津I.C.手前の信号ありの新保町北交差点を右折。海岸方向に進み、北陸自動車道の陸橋を越えると到着します。所要時間はクルマで10分程度です。
北陸道・片山津I.C.から新保海岸へのアクセスは、インターチェンジ出口のT字路を右折。空港方面に800mほど直進して1つ目の信号・新保町北交差点を左折したら到着です。所要時間はクルマで2分程度です。
駐車スペース
駐車スペースについて
●駐車場:海外沿いの空き地を拝借
●駐車台数:20台程度
●トイレ:なし
※周囲に自動販売機はありません。
海岸線沿いなので駐車場はありませんが「未舗装の空き地」があるので借用します。一部地面が砂地なのでスタックに十分ご注意ください。
撮影装備
●カメラ&レンズ(テレコン)
●記録メディア
●予備バッテリー
●受信機 ※推奨
レンズは600〜1000mm推奨
新保海岸から着陸シーンを撮影する場合、レンズは600〜1000mmが必要です。テレコンバーターがあると便利です。
アグレッサーを600mmで撮影した作例(ノートリミング)
▲2021年04月27日 10:48(α1 FE600mm F4.0 GM)
▲2021年04月27日 10:48(α1 FE600mm F4.0 GM)
▲2021年04月27日 10:48(α1 FE600mm F4.0 GM)
▲2021年11月17日 10:34(α7RIV FE600mm F4.0 GM)
▲2021年11月17日 10:34(α7RIV FE600mm F4.0 GM)
陽炎の影響が少ない
新保海岸からの撮影は、日本海上を通過する区間は陽炎の影響が少なく、夏場でもクリアで高精細な写真が撮影できます。
ただし、旋回して機体が陸側上空に差し掛かると陽炎の影響を受けやすくなります。
高速書き込み対応メディア
高画素機で連写する場合、大容量かつ高速書き込みに対応したメディアがあると頼もしいです。バックアップの時間が短縮できるメリットもあります。
私は、下記のSDカードで運用中。コストパフォーマンスと信頼性を両立するお勧めのメディアです。
キングストンCanvas React Plusシリーズは、低価格ですがトラブルは出ていません。UHS-II対応カードリーダーが付属するので、初めての高速SDカード購入としてもお勧めです。
撮影ポイント
訓練を終えた機体は、海岸線を東方面から西方面に沿って飛行し、新保海岸上空で180度ターンして小松基地へ着陸します。
飛行ルートは、風向きやパイロットにより異なります。
そのため、小回りの時は北側防波堤上、大回りの時は南側防波堤上から撮影します。
RW06運用時の着陸
作例
▲新保海岸防波堤上から撮影 2021年04月27日 10:56(α1 FE600mm F4.0 GM)
▲新保海岸防波堤上から撮影 2021年09月15日 10:04(α7RIV FE600mm F4.0 GM+14TC)
エアバンド対応受信機の必要性
撮影時にあると便利な装備がエアバンドに対応した受信機。小松空港は風向きが頻繁にかわる土地柄、ランチェンが頻繁に行われます。受信機を持っているとランチェンを知ることができます。
コメント