小松空港がRW24運用の時、おもに着陸の撮影に適しているのが前川新橋および周辺エリアです。着陸撮影の定番スポットといえば「RW24エンドの道路沿い」ですが、前川新橋は「橋の上から撮影できる」ので、見上げる感じが少なく飛行機撮影できます。小松空港旅客ターミナルをバックにしたカットも撮影できますよ。
前川新橋および周辺
前川新橋は、小松基地の南側を東西に走る県道145号と一級河川「前川」が交差する橋の名称です。スカイパークこまつ共生の丘から南東方向にあります。
前川新橋からの撮影は、東側に設置された歩道からおこないます。県道145号は大型トラックが頻繁に行き交う幹線道路だけに、安全に注意して撮影しましょう。
周辺は一面に田んぼが広がっており撮影ポイントになります。
アクセス
スカイパークこまつ共生の丘からのアクセスは、国道360号線(金沢美川小松線)を東進し、城南町交差点を右折。800mほど直進すると目的地に到着します。
距離は約2.8km。所要時間はクルマで7分程度です。
途中、コンビニ(ファミリーマート小松城南店)があるので、コンビニついでに前川新橋方面に出向くのもアリかもしれません。
末広緑地駐車場からの行き方
前川新橋周辺のデータ
●駐車場:末広緑地モニュメントの駐車場を利用
●駐車台数:15台程度(無料)
●トイレ:あり
※周囲に自動販売機はありません。
前川新橋周辺は河川敷&田んぼなので駐車場はありません。近隣に「末広緑地のモニュメント側駐車場」があるので、こちらを利用させてもらいます。誰でも無料で利用できます。
駐車場から前川新橋までの距離は400m程度。所要時間は徒歩3分程度です。
スカイパークこまつ共生の丘から徒歩で移動する場合、アラート裏のあぜ道経由で前川新橋に直行する場合、距離は1km程度。所要時間は徒歩12分程度です。
撮影装備
●カメラ&レンズ(テレコン)
●記録メディア
●予備バッテリー
●受信機 ※推奨
レンズは500〜600mm推奨
前川新橋から着陸シーンを撮影する場合、レンズは500〜600mmが必要です。
ただし、機体サイズの大きいF-15を真横から撮影する場合、600mm単焦点レンズだと左右の余白がキリキリで、前後がケラれる可能性が高くなります。下記に600mmノートリミングの写真を掲載しましたのでご覧ください。
外来機のF-2やF35は機体サイズが小型のため、600mmでおさまります。
アグレッサーを600mmで撮影した作例(ノートリミング)
▲2021年11月17日 10:34(α7RIV FE600mm F4.0 GM)
▲2021年11月17日 10:34(α7RIV FE600mm F4.0 GM)
▲2021年11月17日 10:34(α7RIV FE600mm F4.0 GM)
▲2021年11月17日 10:34(α7RIV FE600mm F4.0 GM)
▲2021年11月17日 10:34(α7RIV FE600mm F4.0 GM)
機体サイズが小さい機体は600mm(ノートリミング)でこの大きさ
▲2021年11月17日 10:58(α7RIV FE600mm F4.0 GM)
民間機(B737)は600mm(ノートリミング)でこの大きさ
▲2021年11月17日 10:26(α7RIV FE600mm F4.0 GM)
RW24運用時は着陸狙い
撮影に適しているのはRW24運用時の着陸。滑走路東側から着陸態勢で進入する航空機を撮影できます。太陽の位置を考慮すると、朝一のフライトから14時ぐらいの時間帯が順光になります。
前川新橋周辺の田んぼから撮影した写真がこちら。
陽炎の影響を直撃
天気の良い日は、前川および周辺の田んぼから水蒸気が蒸発するため陽炎の影響を受けやすくなります。高性能なレンズを用いても、陽炎が発生すると高精細な写真を撮影するのは困難です。解像重視で撮影するなら10時前の着陸が狙い目です。
陽炎の発生により機体が解像しない日もあります。そのような日は粘らず移動しましょう。
高速書き込み対応メディア
高画素機で連写する場合、大容量かつ高速書き込みに対応したメディアがあると頼もしいです。バックアップの時間が短縮できるメリットもあります。
私は、下記のSDカードで運用中。コストパフォーマンスと信頼性を両立するお勧めのメディアです。
キングストンCanvas React Plusシリーズは、低価格ですがトラブルは出ていません。UHS-II対応カードリーダーが付属するので、初めての高速SDカード購入としてもお勧めです。
撮影ポイント
RW24運用時【着陸の作例】
▲前川新橋から撮影 2021年11月17日 10:32(α7RIV FE600mm F4.0 GM・トリミングあり)
▲前川新橋周辺の田んぼから撮影 2021年11月17日 10:56(α7RIV FE600mm F4.0 GM・トリミングあり)
RW06運用時【離陸の作例】
立ち位置が機体旋回円の内側に入ると逆光。機体旋回円の外側に出ると順光で撮影できます。RW06運用時は、基本的に午前の離陸を「旋回円外側」から撮影するのが定番です。午後は「前川・梯川堤防」に移動します。
攻めた撮影ができますが、離陸スピードが高速なので撮影難易度は高めです。
▲前川新橋周辺の田んぼから撮影 2021年4月26日 09:54(α1 FE600mm F4.0 GM・トリミングあり)
▲前川新橋周辺の田んぼから撮影 2020年10月14日 09:37(α9 FE 200-600 F5.6-6.3 G OSS・トリミングあり)
▲前川新橋周辺の田んぼから撮影 2020年10月20日 08:28(α7RIV FE 200-600 F5.6-6.3 G OSS・トリミングあり)
エアバンド対応受信機の必要性
撮影時にあると便利な装備がエアバンドに対応した受信機。小松空港は風向きが頻繁にかわる土地柄、ランチェンが頻繁に行われます。受信機を持っているとランチェンを知ることができます。
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