2021年10月23日 岐阜城と月【1】立ち位置計算方法を見直し

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撮影日記

▲本日のベストショット

今日は、2021年10月23日。

10月20日の満月から4日経過しました。

いつものお城撮影ですが、撮影位置が随分南に移動してきました。本日は、約8km先から撮影しました。

撮影場所から岐阜城の仰ぎ角は2度台を割り込み「1度台」の1.90度に突入。シャッターチャンスは、月の出から12分10秒後になる計算です。仰ぎ角か少ないと雲の厚みが増すため天候の影響を受けやすくなりますが「Windy.com」によると、雲がまったくない快晴予報が出ているので期待が高まります。

撮影場所は、毎日異なります。

今日は堤防から撮影しました。現地に到着すると高圧電線がお城の上下に映り込むロケーション。堤防を川側に降りてみましたが高圧電線から逃れることはできず、テンションは急降下・・・。

こんな時に限り、立ち位置が決まるものなのですね。

高圧電線はPhotoshopで修正することにしましょう。

今日の目的

実は10月21日の撮影で、立ち位置を大外ししました。

岐阜城と月を撮影する場合、約8km先から撮影する場合、立ち位置精度は左右30m、左右合わせて60mの範囲から撮影しないと、お城と月は一致しません。

私の場合、撮影場所の標高を下調べして、撮影距離と撮影場所から岐阜城の仰ぎ角を算出します。そして、撮影日の月の出時間を調べた後、仰ぎ角から岐阜城と月が一致する時間を算出し、グーグルマップを参照しながら卓上計算で撮影場所を割り出します。

月の出時間はwebサイトで調べています。

しかし、月の出時間に標高が吟味されていることを完全に忘れていました。岐阜城や撮影場所の高さは海抜0mが基準です。しかし、月の出時間は該当エリアの標高が吟味されています。

岐阜県庁の標高を調べると海抜8m。計算があわない理由が判明しました。

今日は立ち位置の算出方法を一新した記念日。結果は正解。

今後、撮影距離に応じて月の大きさが変化するため補正値が必要になるかもしれませんが、今後立ち位置精度が高まり、未体験の撮影場所でもど真ん中で撮影できる確率が高まりそうです。

今日のミス

今日はミスを犯しました。

リモートレリーズを車の中に置き忘れて、堤防まで移動しました。撮影場所から車までの距離は、おおよそ約150m。車まで戻れは解決することですが、周囲はすっかり暗くなって堤防の交通量も多い。

といわけで、α7RIVのタイムラプス機能を流用することにしました。フレーム、ピント、露出を合わせて、タイムラプスモードでリレーズON。3秒ごとに1枚の設定にしましたが、バッチリ撮影できました。

大気の状況

気温は16度。空気は澄んでいますが、8km先から狙う岐阜城は大気の影響でメラメラです。こんな日は、高価な望遠レンズを投入しても、まったく解像しません。メラが強いので解像度重視でテレコンを外して600mmで撮影しました。気象台のアンテナはけっこう解像しましたが、月の輪郭はボケボケです。

これだけは解決法はなく「自然が相手だから」を割り切るしかありません。

今月のお城撮影は本日で終了。次回は11月の三日月(新月から3日後ぐらい)を狙う予定です。近所なのでお気軽です。

 

この記事を書いた人
ちゃんまさ

雑誌編集部勤務を経て、個人制作会社を設立。30年以上にわたり雑誌取材、企業の企画執筆・写真撮影・TV番組の撮影などに従事。業務で得た経験や知見をもとに、カメラ・写真レタッチ・動画編集・商品レビューなどの情報を発信します。

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