どもっ!
Godox(コドックス)のストロボを購入して、今年こそ「ワイヤレスならではの写真を撮影したい!」と意気込んでいる人も多いはず。
しかし、いざ購入しようとすると「コマンダー選び」でつまづきますよね。私自身、どれを購入すべきで散々悩み、見栄え重視で「X Pro」を購入しました。
約1年間使用して、良い点と後悔した点が明確になりましたで、これから購入する人のためにお役に立てればと思い、原稿を執筆します。
Godoxのコマンダー X Pro、X2T、X1Tは何が違う?
Godoxでワイヤレス発光する場合、すべての操作をコマンダー(=送信機)を介しておこないます。コマンダーは「X Pro」「X2T」「X1T」の3機種が発売(2020年3月時点)されています。
Godox X1Tの特徴
X1Tは、Godoxの電波式コマンダーとして初期に発売された製品です。基本設計は古いですがもっとも安価で購入できます。
ワイヤレス多灯システムで撮影する場合、TTL測光・ハイスピードシンクロ(=HSS)などのモードに対応します。使用電波帯は2.4Ghzを使い、32チャンネル・5グループまでコントロールできます。
対応メーカーは、キヤノン・ニコン・ソニー(マルチアクセサリーシュー)・フジ・マイクロフォーサーズ(パナソニック・オリンパス)・ペンタックスになります。
Godox X proの特徴
X proは、純正メーカーに見劣りしないデザインや機能を搭載し、Godoxのブランドイメージを飛躍的に高めたモデルです。大型液晶と白色(青色?)バックライトを採用し、視認性に優れます。
グループはA/B/C/D/Eの5つが常時表示され、各チャンネル専用ボタンが設置されているので左手だけで操作できます。
ワイヤレス多灯システムで撮影する場合、TTL測光・ハイスピードシンクロ(=HSS)などのモードに対応します。使用電波帯は2.4Ghzを使い、32チャンネル・5グループまでコントロールできます。
上位機種らしい機能として、モデリングランプのON/OFFが装備されています。ストロボにモデリングランプがついているなら、コマンダーはX proを選択したいですね。
対応メーカーは、キヤノン・ニコン・ソニー(マルチインターフェースシュー)・フジ・マイクロフォーサーズ(パナソニック・オリンパス)・ペンタックスになります。
Godox X2Tの特徴
X2Tは、Godoxコマンダーの最新機種です。実質的にX1Tの後継モデルと思われますが、旧モデルの弱点が改善されています。
液晶画面は、相変わらず3グループまでの表示になりますが、本体上面にA/B/C/D/E5つの物理スイッチが装着されました。
液晶モニタは白色(青色?)バックライトに変更され、視認性が向上。モデリングランプのON/OFFもコントロールできるようになりました。細かな点では、アクセサリーシューのロック機構がスライド式に変更された点は地味に羨ましく思います。
先に紹介した2モデルに無い装備がBluetooth接続に対応したこと。同社アプリを用いることでスマホでストロボ撮影が可能になりました。
ワイヤレス多灯システムで撮影する場合、TTL測光・ハイスピードシンクロ(=HSS)などのモードに対応します。使用電波帯は2.4Ghzを使い、32チャンネル・5グループまでコントロールできます。
対応メーカーは、キヤノン・ニコン・ソニー(マルチインンターフェースシュー)・フジ・マイクロフォーサーズ(パナソニック・オリンパス)・ペンタックスに対応します。
X1T/X2T/Xpro スペックと機能の違いを比較する
X1T | X pro | X2T | |
使用電波 | 2.4Ghz | 2.4Ghz | 2.4Ghz |
バッテリー | 単3電池2本 | 単3電池2本 | 単3電池2本 |
露出モード | マニュアル/TTL/マルチ | マニュアル/TTL/マルチ | マニュアル/TTL/マルチ |
HSS | 対応 | 対応 | 対応 |
露出補正 | ±3EV | ±3EV | ±3EV |
AF補助光 | 対応 | 対応 | 対応 |
グループ | A/B/C/D/E | A/B/C/D/E | A/B/C/D/E |
グループの独立ボタン | 非対応 | 対応 | 対応 |
液晶表示 | A/B/Cまで(3つ) | A/B/C/D/E(5つ) | A/B/Cまで(3つ) |
俯瞰撮影時の視認性 | 良好 | 不良 | 良好 |
チャンネル | 32 | 32 | 32 |
ID | 不明 | 1〜99 | 1〜99 |
シンクロターミナル | 対応(入力/出力) | 対応(入力/出力) | 対応(入力/出力) |
ロック機構 | ねじ式 | ねじ式 | スライド式 |
Bluetooth |
非対応 | 非対応 | 対応 |
ファームウェア更新 |
Windowsのみ | Windowsのみ | Windows/Mac |
重量 | 90g | ||
ネット通販価格 | 5,700円 ※2021年5月時点 | 8,500円 ※2021年5月時点 | 7,300円 ※2021年5月時点 |
※カメラとシステムの相性により、一部機能が動作しないことがあります。
デザイン重視でX pro sを購入した失敗談
私は、単純にデザイン重視でxproSを購入しました。大型ディスプレイに5グループ表示され、通常撮影では抜群の視認性と操作性で大満足でした。しかし、中古車店の車両撮影した時、三脚をMAXまで伸ばして2mぐらいの高さで撮影した時に違和感を感じました。
三脚でハイアングルからの撮影をする時、X proのモニターが全く見えません。
スタジオで俯瞰撮影する時も同様で、液晶モニターが全く見えません。
購入前にはまったく予測できませんでした。X proはデザインこそカッコいいですが、斜めに配置されたディスプレイは一癖あります。
そのような経験も経て、失敗しないコマンダー選びをまとめてみました。全ての人に該当するとは限りませんが、お役に立てば幸いです。
用途にあった Godoxコマンダー選択法
コストを抑えてラジオスレーブ撮影を楽しみたい!
●Godox AD200などのモデリングランプ付ストロボを購入する予定がない
●最安値でワイヤレス多灯システムを導入したい
3グループ以上のストロボ撮影を常用する!
●Godox AD200などのモデリングランプ付ストロボを導入予定
●手持ち撮影がほとんど
俯瞰撮影やハイアングルの撮影が多い!
●Godox AD200などのモデリングランプ付を導入予定
●制御するストロボは3グループ(3台)以下
●スマホでもストロボ撮影したい
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