DxO PureRAW 5の新機能と処理時間、画質品質を検証してみた

Mac

写真&原稿:ちゃんまさ

DxO Labsは、2025年4月15日、同社の人気アプリ「DxO PureRAW」の最新版「DxO PureRAW 5」を発表しました。新規価格は1万6,999円、DxO PureRAW 3または4のライセンス所有者は1万999円で優待アップグレードできます。販売は、同社公式ウェブショップのみのダウンロード販売になります。

早速、ブログ管理人も「DxO PureRAW 5」を購入しました。新機能の解説や実際に体験した製品レビューをわかりやすく網羅的に解説します。

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DxO PureRAW 5の価格とプロモーションコード割引

まずは、DxO PureRAW 5の基本情報というべき「価格・ライセンス形態・対応OS」などを網羅的にざっくり解説します。

DxO PureRAW 5の公式情報(公式サイト) → こちらから

DxO PureRAW 5の発売日

DxO PureRAW 5は、2025年4月15日に発売されました。

DxO PureRAW 5の価格

DxO PureRAW 5の価格は、下記の通りです。DxO PureRAW 5は、DxO SHOP(公式Webショップ)からのダウンロード販売のみになります。

新規ライセンス価格 ¥16,999
アップグレード優待価格 ¥10,999

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DxO PureRAW 5へのアップグレード費用は優待価格:¥10,999

優待価格の対象は「DxO PureRAW 3または4の所有者」です。それ以前のバージョンを所有する人には優待価格は適用されず、新規ライセンスの購入が必要です。

ブログ管理人は、優待価格の資格を満たしていたので、さっそく有償アップデートを購入しました。

DxOソフトウェアの購入方法やアップグレード方法を詳しくまとめたブログ記事「DxO PureRAW|購入方法やアカウント登録〜インストール&認証まで解説」で解説しています。あわせてご覧ください。

アドバイス
DxO PureRAW 5の
購入は、クレジットカードやPayPal決済が必要です。コンビニ支払い等には対応していません。

DxO PureRAW 5のライセンス

DxO PureRAW 5は、買い切り型の永久ライセンスのため、代金を初回に支払えば永続的に利用できます。サブスクリプションのように毎年料金を支払う必要はありません。

アドバイス
新型カメラや新型レンズのプロファイルデータは永続的に提供されるわけではありません。古いバージョンを使い続けた場合、新型カメラや新型レンズを導入した際に「非対応」となる恐れがあります。その場合は、最新版に有償アップグレードする必要があります。

DxO PureRAW 5の対応OS

DxO PureRAW 5は、macOSとWindowsに対応しています。

クロスライセンスのため、1つの契約で2台の作業環境にインストール可能です。

アドバイス
同時起動はできません。

DxO PureRAW 5の対応カメラと対応レンズの確認方法

DxO PureRAW 5は、対応カメラ以外のデータは認識されません。対応カメラと対応レンズは、DxO公式サイト(サポートされているカメラとレンズ)で確認できます。

カメラ非対応の場合の挙動
→ データを認識しません

レンズ非対応の場合の挙動
→ データを認識しますが、レンズシャープネスや各種補正が作動しません。

公式サイトで最新の対応状況を確認する
DxO公式ウェブサイト → サポートされているカメラとレンズを公式サイトで検索する

DxO PureRAW 5の新機能

革命的な技術でRAW画像処理をリードするDxO PureRAWですが、ここからはDxO PureRAW 5に採用された新機能について解説します。

第3世代の最新RAW処理エンジン「DeepPRIME 3」採用

DxO PureRAW 5は、DxOオリジナルの最新RAW処理エンジンを利用した、ベイヤーとX-Transセンサーに対応した第3世代の最新RAW処理エンジン「DeepPRIME 3」を採用しました。

DeepPRIME XD2sとの違いを調べてみると・・・

DeepPRIME 3は、ピクセルレベルの残余クロマティックシフトという3つ目の処理が組み込まれています。

とのことです。

難しい話ですが、DeepPRIME 3は、RAW変換プロセスの一環として「色収差を自動的に処理するモデル」です。

わかりやすく説明すると、安価なレンズやテレコン装着時は色収差(色のにじみ)が発生しやすくなりますが、これらのレンズの欠点を補ってくれます。上級者が使う高性能レンズは違いを体験できないかもしれませんが、廉価価格帯の製品を愛用する初心者にとって、DeepPRIME 3のメリットは大きくなります。

DxO PureRAW 5に搭載された処理モデル一覧

  • DeepPRIME 3
  • DeepPRIME XD2s / XD
  • DeepPRIME XD3 X-Trans ※後日アップデート予定

DxO PureRAW 4に搭載されていた「高画質・PRIME・DeepPRIME」は、廃止されたようです。

アドバイス
DxO PureRAW 5は、デジタルカメラで撮影したRAWファイル専用です。JPEGやTIFF、DxO PureRAW 5により処理されたデータは取り扱いできません。

 

PureRAWシリーズ初の「部分補正機能」を搭載

  • 処理領域を絞ったノイズ除去の微調整
  • 処理領域を絞ったレンズシャープネス最適化

DxO PureRAW 5は、歴代PureRAWシリーズ初となる「部分補正機能」を搭載。従来は、画像全体にノイズ除去やシャープネス処理が適用されましたが、同バージョンはマスク処理をおこなうことでノイズ除去とシャープネス処理を、部分的かつ高精度で処理できる仕様に進化しました。

ブログ管理人は、常々「元画像の状態を見極め、部分的に最適な処理を適用したい」時もあり、DxO PureRAW 5に搭載された「部分補正機能」は、ブログ管理人をはじめ多くの上級者が待ち望んでいた機能といえます。

新型インターフェースを採用

DxO PureRAW 5は、歴代PureRAWシリーズでは初となる「インターフェイスの大幅刷新」がおこなわれました。

インターフェイスは、画面右側の3つのアイコン(タブ)で切り替えます。

上段マーク → グローバル調整
中段マーク → 部分調整マスク
下段マーク → 出力設定

【イメージ補正設定】の作業画面

イメージ補正設定の作業画面は、DxO PureRAW 5の基本ページになります。

下記の設定を行います。

  • ノイズ除去のモデル選択
  • 輝度ノイズとディティール強制のパラメーター設定
  • レンズシャープネス補正設定
  • ビネット補正設定
  • 色収差補正設定
  • 湾曲収差補正設定

DxO PureRAW 4からの変更点として、光学補正・レンズのシャープネス最適化の項目で、強化をパラメーター調整できるようになりました。

アドバイス
部分調整マスクを使用しない場合は、この画面で画像処理設定を完結できます。
【部分調整マスク】の作業画面

部分調整マスクの作業画面は、部分的なシャープネス処理を行いたい場合に使用します。

下記の設定を行います。

  • 適用箇所のマスク設定
  • 輝度ノイズとディティール強制のパラメーター設定
  • レンズシャープネス補正設定

DxO PureRAW 4からの変更点として、レンズシャープネス最適化の適用範囲をレイヤーマスクで追加処理できるようになりました。

アドバイス
部分調整マスクは、イメージ補正設定で画面全体に適用したシャープネス処理に「部分調整マスクで指定したシャープネスが換算されるイメージ」です。この点を理解しないと、シャープネスが過度にかかる可能性があります。
【出力設定】の作業画面

出力設定の作業画面は、ファイル書き出しの設定を行います。

下記の設定を行います。

  • 出力形式
  • 出力先の設定
  • ファイル名の設定
  • エクスポートの設定

カスタムプリセットの採用

バージョン 5は、プリセットが操作パネルで操作できます。独自プリセットを保存でき、同じエフェクトを他の写真に適用したい時に使用できます。ただし、カスタムプリセットに部分補正機能は適用されません。

野鳥や飛行機写真など、特定の被写体を撮影するシーンにおいては、パラメーターが類似します。そのような時、撮影状況(カメラ・レンズ・ISOなど)ごとに、ノイズ除去やレンズシャープネスをプリセット登録することで、繰り返しの操作を避けて時間を節約できます。

ユーザーは頻繁に使用する設定をプルダウンメニューからワンクリックで適用でき、 これによりカメラ、レンズ、ISO、被写体の問題など、さまざまな変数に応じて異なる設定を簡単に適用することができます。

DeepPRIME XD3 X-Trans ベータ版

富士フイルムカメラユーザー向けに、DeepPRIME XD3 X-Transベータ版を導入。これにより、X-Trans をご利用のフォトグラファーは次世代のノイズ除去と細部抽出を早期利用できます。

現時点では、第5世代のX-Transセンサーに対応していません。

DxO PureRAW 5に搭載された「DeepPRIME 3」の効果

さっそく、手持ちのRAWデータをDeepPRIME 3で現像してみました。

DeepPRIME 3と部分補正機能を使った「実際の効果」

画像クリックで拡大

ブログ管理人がSONY α7RIVとFE600mm F4 GM OSS+14TCの組み合わせで撮影した飛行機写真です。DeepPRIME 3と部分補正機能を使いDNG出力。Photoshopで現像した作例です。

ブログ管理人がSONY α1IIとFE600mm F4 GM OSS+20TCの組み合わせで撮影した月城写真です。大気メラメラで解像しませんでしたがDeepPRIME 3と部分補正機能を使いDNG出力。Photoshopで現像した作例です。

高ISO設定&テレコン装着により解像度が低下した画像の効果

Before imageAfter image
●処理前(写真左←):テレコン装着とISO6400により解像度低下とノイズが増えた状態
●処理後(写真右→):DeepPRIME 3にレンズシャープネス標準を適用した状態

この写真は、SONY α7RIVとFE600mm F4 GM OSS+14TCの組み合わせで、ルリビタキを840mm撮影したRAW(圧縮)データです。ISO6,400で撮影したのめ輝度ノイズが多く発生しています。DeepPRIME XD3処理で解像力とノイズ除去がどこまで向上するか検証します。

Photoshopなどのアンシャープマスクで解像度を高めると、口ばしの淵にハロ(白いライン)が付きやすい状況ですが、DeepPRIME 3はハロを抑えてシャープネスを高めることができました。ISO6,400撮影によるノイズ除去も解像感を損なうことなく滑らかな状態に除去できました。

テレコン装着により解像度が低下した画像の効果

Before imageAfter image
●処理前(写真左←):テレコン装着と大気の揺らぎにより解像度が低下している状況
●処理後(写真右→):DeepPRIME 3にレンズシャープネス標準を適用した状態

この写真は、SONY α1IIとFE600mm F4 GM OSS+20TCの組み合わせで約1km離れた場所から天守閣を1,200mm撮影したRAW(圧縮)データです。ISO100で撮影したためノイズは少なく、解像力がどこまで向上するか検証します。

Photoshopなどのアンシャープマスクで解像度を高めると、エッジの淵にハロ(白いライン)が付きやすい状況ですが、DeepPRIME 3はハロを抑えてシャープネスを高めることができました。天守閣の柵にある「金網」に着目すると、処理前は消えた状態ですが、処理後は金網を確認することができます。

DeepPRIME 3 vs Photoshop 「ノイズ除去の違い」を比較

Photoshopを所有する人なら「アドビAIノイズ除去とDeepPRIME 3のどちらがいいの?」問題に触れてみます。

Before imageAfter image
●DeepPRIME 3(写真右←) = 輝度:50、ディティール強制:8、シャープネス:130
●アドビAIノイズ除去(写真左→) = ノイズ除去:31、シャープ:70

ブログ管理人には、ほとんど差がわからない状態です。解像感というか線が細いのはアドビAIノイズ除去が優勢で、DeepPRIME 3は線が太くなる傾向です。性能は僅差であり「個人の好み」ではないでしょうか?

アドビAIノイズ除去は、シャープネス設定を高くすると輝度ノイズとは異なるシャープネス処理由来のノイズ(写真上)が発生します。このノイズはノイズ除去で目立たなくできますが、解像感が損なわれます。

他のソフトウェアで「追いシャープ」をかける場合は、シャープネス処理によりノイズが発生しづらいDeepPRIME 3の方が優位だと思います。

DxO PureRAW 5 実践的な使い方

独自カスタムプリセットを作成する手順

DxO PureRAW 5の機能である「オリジナルカスタムプリセット」の作成手順を紹介します。とても簡単なので、作成方法をマスターして作業の効率化を計ります。

  • Lightboxで現像したい画像を選択し、画面右下の[プレビュー付き処理]をクリックします。
  • ノイズ除去モデルを選択し、輝度・ティテール強制・光学補正などの設定やパラメーターを設定します。
  • プリセットのプルダウンメニューを開き[現在の設定を新しいプリセットとして保存]を選択します。
  • [現在のプリセットを新規保存]の画面が開いたら[独自プリセット名]を入力して[保存]をクリックします。
  • 独自のカスタムプリセットがプリセットのプルダウンメニューに表示されます。
  • 独自のカスタムプリセットを選択し、画面右下の[今すぐ処理]をクリックすると処理が開始します。

複数の画像にカスタムプリセットを適用する手順

タイムラプスの撮影、比較明合成、露出やレンズが一定なスタジオ撮影など、複数のRAWデータに同一処理を行い、作業の効率化を計りたいときがあります。ここでは、複数の画像にカスタムプリセットを適用する方法を紹介します。

  • Lightboxで現像したい複数画像を選択し、画面右下の[プレビュー付き処理]をクリックします。
  • 独自のカスタムプリセットを選択します。
  • 画面右下の[今すぐ処理]をクリックすると処理が開始します。

DxO PureRAW 5の処理時間を検証

DxO PureRAW 5は、旧バージョンより処理時間の短縮が公式発表されています。というわけで、ソニーα7R5のRAWデータで処理速度の違いを計測しました。

ブログ管理人のPC環境(Windows11)における処理時間の独自検証データ

ソニーα7R5圧縮RAW = ファイルサイズ:51.7MB
検証日:2025年4月13日実施

DNG書き出し時 DxO PureRAW 5 DxO PureRAW 4
DeepPRIME 3 10秒4(GPU処理) 非搭載
DeepPRIME XD2s 11秒9(GPU処理) 13秒3(GPU処理)

※参考:Adobe Photoshop AIノイズ除去の処理時間:14秒7

DxO PureRAW 5に搭載されたDeepPRIME 3の処理時間(DNG形式で書き出し)を独自計測しました。予想は「高度な処理をおこなうことで時間がかかるのでは?」と推測しましたが、結果はDeepPRIME XD2sより高速処理できました。旧バージョンのDeepPRIME XD2s処理と比較すると30%ほど高速です。ただし、DeepPRIME 3で高速処理するには、単独GPUを搭載したPCが必須です。GeFORCE RTX 4070Tiが高速処理に有効的だったようです。

続いて、DeepPRIME XD2sの処理時間を新旧バージョンで比較しました。結果は、DxO PureRAW 5の方が約13%近く高速処理できました。こちらも、高速処理をおこなうためには、単独GPUを搭載したPCが必須です。

参考 DeepPRIME 3の処理時間(DNG書き出し時:GeFORCE RTX 4070Ti)
ニコンD850(4,575万画素)=8.3秒
ソニーα7III(2,420万画素)=7.0秒
キヤノンEOS 1DX Mark3(2,010万画素)=5.9秒

DeepPRIME 3の処理時間は、肌感覚ですが相当早くなった印象です。近日、最新Ryzen 7 9700を搭載した新画像編集用PCを導入する予定なので、再度計測する予定です。

ブログ管理人のPC環境(Windows11)におけるファイルサイズの独自検証データ

ソニーα7R5圧縮RAW = ファイルサイズ:51.7MB
検証日:2025年4月13日実施

DNG書き出し時 DxO PureRAW 5 DxO PureRAW 4
DeepPRIME 3 ファイル容量:156MB 非搭載
DeepPRIME XD2s ファイル容量:145MB ファイル容量:156MB

ファイル容量はオリジナルから3倍近く大きくなりました。RAWデータを一度に数百枚単位で処理する場合は、ストレージ容量に注意が必要です。

DxO PureRAW 5の場合、DeepPRIME 3よりDeepPRIME XD2sの方が、若干ですがファイルサイズが小さくなりました。

検証に使用したPCスペック

CPU = AMD Ryzen 7 5800X
メモリ = 32GB
GPU = GeFORCE RTX 4070Ti
OS = Windows 11

DxO PureRAW 5のシステム要件

DxO PureRAW 5のシステム要件は以下の通り。

Windows 

最小構成 推奨構成
CPU IntelCoreまたはAMD Ryzen 4コア IntelCoreまたはAMD Ryzen 8コア
メモリ 8GB RAM 16GB RAM
OS Windows 10バージョン22H2
Windows 11バージョン23H2(64)
Windows 10バージョン22H2
Windows 11バージョン23H2(64)
GPU Nvidia RTX 4GB VRAM 
Nvidia GTX 8GB VRAM 
AMD Radeon RX6000 4GB VRAM
Intel ARC 8GB VRAM 
NVIDIA RTX 2080 8GB VRAM
AMD Radeon RX 6700 8GB VRAM

MacOS

最小構成 推奨構成
CPU M1
Intel Mac(Radeon Pro RX5700)
M1
メモリ 8GB RAM 16GB RAM
OS macOS 14 Sonoma macOS 15 Sequoia

DeepPRIME 3を快適に使用するためには、RTX2080(8GB VRAM)以上のGPUが必要です。そのため、CPU内蔵型GPUでは本来のパフォーマンスを発揮できません。また、macOSの場合は、アップルシリコン搭載機でメモリ16GB搭載モデルを用意したいところです。

アドバイス
パソコンを新規購入する場合は、RTX3060シリーズ以上を搭載したモデルを推奨します。旧世代のGTX1660スーパー等は、完全な役不足です。

DxO PureRAW 5「DeepPRIME 3」の評価と感想

DeepPRIME 3の効果は?

まだDeepPRIME 3を1日だけしか使っていませんが、ブログ管理人には「DeepPRIME XD2sとの違いがわからない」というのが正直な感想です。PureRAWの「RAWデータを品質改良するという」という画期的なアプローチは、PureRAW 4で完成したのかもしれません。

しかし「DxO PureRAW 5が不要か?」と尋ねられたら答えはNOと断言。実際に購入しましたからね。

ブログ管理人は、シャープネス処理は他ソフトでおこなう主義です。DxO PureRAW 4までのバージョンは、レンズシャープネスが均一にかかるため、写真に文字を含む場合はレンズシャープネスの効きを抑える必要がありました。その結果、部分的に解像感が甘くなりがちでした。

ところが、DxO PureRAW 5のマスク処理を活用すれば、レンズシャープネスを強くかけたい場所と抑えたい場所を自在にコントロールできるため「さらなる解像感の向上を目指せるのでは?」と思っています。

このブログ記事は、DxO PureRAW 5発売日当日に執筆しました。今後、DxO PureRAW 5を使い込む過程で「新たな発見」があった時は、随時加筆する予定です。

DxO PureRAW 5の無料体験版のダウンロード方法

DxO PureRAW 5は、14日間完全無料で試用できる無料トライアルを用意しています。処理したデータを保存し、お使いの現像ソフトで効果を試すことができます。

  • 試用期間14日間
  • 全機能が制限なしで利用可能
  • 支払い情報の登録不要
フル機能が14日間試用できる無料体験版をDxO公式サイトから入手する → こちらから

メールアドレスを登録するだけで無料トライアルを使用できます。クレジットカード登録不要で、使用後購入に至らない場合でも請求されることはありません。

DxO無料体験版の導入方法を詳しくまとめたブログ記事「DxO PureRAW|無料体験版の入手方法、製品版の違いや制限を解説」で解説しています。あわせてご覧ください。

DxO PureRAW 5の使い方

DxO PureRAW 5の使い方は、DxO公式ウェブサイトで公開されています。

  • DxO PureRAW 5 日本語オンラインユーザーガイド → こちらから
  • DxO PureRAW 5 日本語ユーザーガイド(PDF形式・全99ページ) → こちらから

DxO PureRAW 5のよくある質問

DxO PureRAW 5のよくある疑問や質問を解決します。

Q1:ネット環境がありません

A1:DxOソフトウェアのライセンス(体験デモ版を含む)認証は、インターネット接続が必要です。DxO PureRAWの場合、DxO PureRAW 4以降のバージョンは、オフラインモードで最大 37日間動作可能です。 インターネット接続されない状態で30日間使用すると、インターネット接続を促す通知が表示されます。旅行等でインターネットが使えない場合、事前にソフトウェアのサーバーへの接続(インターネット接続状態でソフトを起動するだけでOK)することを推奨します。

Q2:デモ版試用後にライセンスを購入した時、デモ版は削除すべき?

A2:デモ版も製品版もソフトウェアは共通です。起動時にアクティベート(購入したタイセンスキーを入力)すれば、デモ版を削除することなく製品版として使用できます

Q3:ライセンスキー(認証コード)を忘れました

A3:認証コードを忘れた時は、DxOアカウントページで確認できます

  1. DxO公式サイトから「マイアカウント」にログインする
  2. マイアカウントページ内の「マイソフトウェア」を開く
Q4:公式ユーザーガイドはありませんか?

A4:DxO公式ウェブサイトで、DxO全製品のユーザーガイドを用意しています

DxO公式ユーザーガイドを入手する → DxO User Guides

まとめ

DxO PureRAW 5を使ってみた感想は、待望の部分マスク機能が搭載され、シャープネス処理が無段階で調整できる仕様に進化したことです。その反面、RAWデータのシャープネス処理は、限界に到達した印象も受けます。

DxO PureRAW 5の部分補正機能は、ブログ管理人が待ち望んでいた機能であり、発売前に予約購入しました。ある意味「完成形」といえると思います。

DxO PureRAW 5は、超望遠レンズやテレコンとの相性が良く、望遠レンズを常用するユーザーにとっては「マストアイテム」になるはずです。

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この記事を書いた人
ちゃんまさ

雑誌編集部勤務を経て、個人制作会社を設立。30年以上にわたり雑誌取材、企業の企画執筆・写真撮影・TV番組の撮影などに従事。業務で得た経験や知見をもとに、カメラ・写真レタッチ・動画編集・商品レビューなどの情報を発信します。

ソニーイメージングプロサポート会員 NPS会員

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