【独自検証】Photo AI が快適に動くPCスペックは?おすすめのパソコンを紹介

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Mac

検証協力:じゃんかすパンダ Text/Photo:ちゃんまさ

「画質品質の向上がすごい!」と評判のTopaz Photo AI ですが、初回プレビュー時間の長さに不満を抱いている人も多いようです。

どのようなPCを使えば快適に動作するのか? 海外ソフトだけに情報が少ない状況です。

というわけで、Topaz Photo AIの処理時間を独自検証し、PCスペックとの関係を探ってみました。

PCスペック不足を疑うべき4つのサイン

このような症状が現れたらPCスペック不足のサインです。

  • 初回プレビュー表示が遅い
  • 書き出しに時間がかかる
  • マスク選択時にブラシの反応が悪い
  • 頻繁に固まる

上記の3つ以上が該当したらPC買い替えのサインです。

Topaz Photo AI 快適度診断

現在お使いのパソコンでTopaz Photo AIの「快適度チェック」をおこないます「Shapenモード」を選択し、JPEG書き出し時間を計測します。

  • 書き出し時間が5分以上 → ストレスMAX PC買い替え必至!
  • 書き出し時間が3分以上 → PC買い替え予備軍?
  • 書き出し時間が30秒以内 → 快適 ※12万円クラスのPC導入で実現可能
  • 書き出し時間が10秒以内 → 神の領域

2000万画素クラスのデータなら楽々クリアできると思いますが、6000万画素クラスになると一気にハードルが高くなります。

ソニーα7RVの6100万画素の場合、12万円クラスのPCを厳選すれば「ShapenモードのJPEG書き出し時間」で快適認定の30秒以下で処理できます!

Topaz Photo AIのシステム要件

TopazLabs公式サイトでTopaz Photo AIのシステム要件が公開されています。

Windows ※2023年9月現在
Photo AI 最小 推奨
OS Windows10 /11 Windows10 /11
CPU Intel 2015年以降
AMD 2016年以降
Intel 2015年以降
AMD 2016年以降
システムメモリ 16GB 32GB
グラフィック NVIDIA GTX 900 以上 4GB VRAM
AMD Radeon 400 以上 4GB VRAM
Intel UHD 600 Graphics 以上 12GB RAM
NVIDIA RTX 3000 以上 8GB VRAM
AMD Radeon 400 以上 4GB VRAM
macOS Intel ※2023年9月現在
Photo AI 最小 推奨
OS 10.15以上 Monterey or Ventura
CPU Intel(AVX instructions) Intel(AVX instructions)
システムメモリ 16GB 32GB
グラフィック Dedicated GPU 2GB VRAM 8GB VRAM
macOS Silicon ※2023年9月現在
Photo AI 最小 推奨
OS Big Sur 11以上 Latest OS
CPU Apple M1/M2 Apple M1/M2
システムメモリ 16GB 32GB
グラフィック Apple M1/M2 Apple M1/M2

Topaz Photo AIのシステム要件は、写真系ソフトウェアの中でもトップクラスの高スペックを要求します。推奨グラボはNVIDIA RTX 3000以上、Macの場合、メモリ32GBを搭載するには相当なコスト増加が懸念され、実質的にMac Studio(298,000円)が視野に入ります。

PC選びで優先すべき項目

Topaz Sharpen AIのPC依存度
・CPUの重要度 ★★★★☆
・グラフィックボードの重要度 ★★★★★
・メモリの重要度 ★★★★★
・SSDの重要度 ★★★☆☆

Topaz Photo AIは、処理する過程でオートパイロット機能が動作し「初回プレビュー」が重くなりがちです。快適に運用するためには「初回プレビュー表示をにいかに高速化できるか?」がPC選びの核心になります。

初回プレビューの表示時間は、独自検証するとグラフィックボードの性能が高いほど高速表示できることが判明しました。ミドルクラスのCPU処理に対して、NVIDIA RTX 3060を装着すると1.5倍前後高速化できることが判明。書き出し時間は、7〜12倍近く速くなりました。

メモリは、8GB RAMでは完全に役不足です。PhotoshopやLightloomを併用する場合、Photoshopだけで10GB以上消費することがあり、32GB RAMを搭載しても決して無駄にはなりません。

CPU処理を実行するなら、6コア12スレッド以上は欲しいところ。

SSDは、M.2 MVMe Gen3以上を選択すれば問題ないでしょう。

軽快に動作する推奨CPスペック

  • CPU:Intel Core i5 または Ryzen 5以上
  • グラフィックボード:NVIDIA GeForce RTX 3060クラス
  • SSD:500GB 以上
  • メモリ:16GB RAM 以上

このくらいのスペックがあれば「Topaz Photo AI」を快適に運用できます。

Topaz Photo AI 検証

私が使用中のRAW現像用PCスペック

  • CPU:AMD Ryzen 5 5600X
  • マザーボード:MSI  B550 PRO-VDH WIFI
  • グラフィックボード:NVIDIA GeForce RTX 3060 ※VRAM 12GBの方
  • SSD:2TB
  • メモリ:32GB RAM
  • 電源:650W 80PLUS

CPUは、旧世代のミドルクラスですが、6コア12スレットで動作するため、PhotoshopやLightloom Classicでも快適に動作します。グラフィックボードは、ミドルクラスのRTX 3060を選択。BTOパソコンなら15万円程度から購入できるコスパ志向のスペックです。

検証1 AMD Ryzen 5 5600X+RTX 3060

SONY α7RV(6100万画素)とEOS1DX MarkIII(2010万画素)のRAWデータに、Topaz Photo AI処理(オートパイロットON)したときの初回プレビュー時間と書き出し時間(TIFF 16ビット非圧縮)を計測しました。

▶︎▶︎ グラフィックボードの効果を実証

Topaz Photo AI
Ver 2.0.4
6100万画素RAW 2010万画素RAW
GPU処理 CPU処理 GPU処理 CPU処理
顔あり写真
初回プレビュー時間
20秒4 ←31秒5 20秒3 ←21秒8
顔ありJPEG出力
顔ありTIFF出力
顔ありDNG出力
19秒5
20秒2
19秒1
←2分21秒4
←2分30秒1
←2分35秒1
4秒4
4秒9
8秒8
←44秒2
←44秒1
←57秒4
顔なし写真
初回プレビュー時間
16秒6 ←19秒8 12秒2 ←12秒0
顔なしJPEG出力
顔なしTIFF出力
顔なしDNG出力
7秒9
7秒5
5秒5
←1分23秒0
←1分19秒4
←1分18秒5
3秒4
3秒3
2秒2
←31秒7
←29秒1
←29秒2

※2023年10月時点

設定画面で「GPU処理」を選択すると、CPU処理に比べて書き出し時間が7〜10倍高速化できることが判明しました。興味深い結果としては、顔の有無で処理時間が変わるようです。

初回ブレビュー時間は、「GPU処理」を選択すると6100万画素の表示時間は短縮できましたが、2010万画素は効果が少なくなりました。

検証2 Intel Core i5 13400F + RTX 3060

▶︎▶︎ Intel Core i5 13400Fは処理に得手不得手がある印象

Topaz Photo AI
Ver 2.0.4
6100万画素RAW 2010万画素RAW
GPU処理 CPU処理 GPU処理 CPU処理
顔あり写真
初回プレビュー時間
20秒3 ←27秒6 16秒1 ←33秒3
顔ありJPEG出力
顔ありTIFF出力
顔ありDNG出力
12秒4
11秒2
15秒2
←2分24秒4
←2分41秒1
←2分12秒6
4秒5
4秒4
6秒3
←53秒1
←1分00秒2
←47秒8
顔なし写真
初回プレビュー時間
16秒7 ←25秒8 14秒5 ←18秒4
顔なしJPEG出力
顔なしTIFF出力
顔なしDNG出力
10秒2
8秒7
14秒6
←1分24秒0
←1分13秒7
←1分17秒9
3秒7
3秒2
4秒0
←43秒4
←47秒9
←46秒4

※2023年10月時点

書き出し時間は、CPU処理に比べて7〜15倍高速化できることが判明しました。Ryzen 5 5600X同様、顔の有無で処理時間が変動します。ただし、Ryzen 5 5600Xと比較すると、顔ありの処理が速く、顔なしの処理が遅くなる傾向が表れました。

初回ブレビュー時間は、6100万画素は、Ryzen 5 5600X+RTX 3060と同等、2010万画素はRyzen 5 5600X+RTX 3060に遅くなる結果になりました。

Intel Core i5 13400Fは、CPUやマザーボードが割高なので、コスパの面では不利になりそうです。

検証3 Intel Core i5 13400F + RTX 3080

▶︎▶︎ 初回プレビュー時間が頭打ちになる予想外の結果

Topaz Photo AI
Ver 2.0.4
6100万画素RAW 2010万画素RAW
GPU処理 CPU処理 GPU処理 CPU処理
顔あり写真
初回プレビュー時間
20秒5 ←25秒2 16秒3 ←35秒2
顔ありJPEG出力
顔ありTIFF出力
顔ありDNG出力
9秒3
9秒9
12秒4
←2分05秒4
←2分11秒9
←2分13秒1
4秒4
4秒1
4秒8
←1分08秒2
←54秒2
←47秒5
顔なし写真
初回プレビュー時間
15秒3 ←25秒8 13秒7 ←20秒7
顔なしJPEG出力
顔なしTIFF出力
顔なしDNG出力
8秒2
8秒4
11秒2
←1分31秒7
←1分11秒1
←1分27秒2
3秒1
3秒3
3秒5
←50秒4
←42秒4
←42秒6

※2023年10月時点

あれ? Intel Core i5 13400F + RTX 3060と比べて、初回プレビュー時間が短縮できません。期待はずれの感が否めません。

書き出し時間も同様な傾向で、6100万画素こそ高速化できましたが2010万画素の処理時間は期待はずれな結果で「 RTX 3060で十分」という判断になります。

ソフトウェア的にRTX 3080のポテンシャルが引き出せないようです。Topaz Photo AI V2.0.4時点ではメリットがありません。

RTX 3060 VRAM 12GB

費用対効果と結論

結論(v2.0.4時点)
▶︎ グラフィックボード性能がプレビュー表示速度に大きく寄与
▶︎ ただし、グラフィックボードの過剰投資はメリットが少ない
▶︎ プレビュー表示速度は画素数が少なくてもさほど短縮しない
▶︎ 顔あり処理に強いインテルと顔なし処理に強いRyzen
▶︎ メモリは32GB、Abobe併用時は64GB欲しい
癖のあるソフトウェアという印象です

初回プレビューや書き出し時間が安定しない

今回の検証で感じたことは、初回プレビューや書き出し時間が安定しないということ。3秒ぐらい前後するのは当たり前で、10秒近く前後することがありました。

AI処理由来の事象かもしれません。

ネット接続の有無で処理時間が変動する?

ネット回線を接続した状態で書き出すと、速く書き出せるようです。原因は不明です。

初回プレビューの高速化

Topaz Photo AIの運用上、初回プレビューの表示時間が気になります。とくに、グラフィックボード非搭載の場合、待ち時間がけっこうストレスになります。試行錯誤の結果、設定変更で高速化できることが判明したのでご紹介します。

注意点は、オートパイロットが作動しません。エフェクトやパラメーターを独自設定する必要があるので、中級者以上にオススメな設定です。

設定方法 Windows・Mac
【Edit】→【Preferences】→【Autopillot】→【Automatically apply Filters】

DisabledをONにする
今後の期待

Topaz Labsは、同社他ソフトのAI処理にTensorRT互換GPUに対応。50%の速度向上を実現しました。

NVIDIAは、Stable Diffusionを倍速にするTensorRTの新ドライバをリリースしており、この技術が活用されているようです。またNVIDIAは、生成AIを最大4倍高速化するオープンソースライブラリ「TensorRT-LLM for Windows」をデペロッパー向けに公開しており、RTXを搭載したWindows PCでパフォーマンスが向上します。

近い将来、Topaz Photo AIの処理速度向上が期待できそうです。グラフィックボードは、TensorRTコアを搭載しているRTXシリーズを購入するのがオススメです。

ちゃんまさ監修 おすすめクリエーターPC

Topaz Photo AIやRAW現像ソフトを相性と相性の良いパソコンを、独自検証結果を考慮して厳選しました。買うべきパソコンはコレです!

一枚ずつ丁寧に現像する人向けのPCチョイス

Ryzen 5 5500 × GeForce RTX 3060 12GB VRAM

メーカー ツクモBTOパソコン
G-GEARシリーズ
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 5 5500
メモリ 16GB (8GB×2)
グラフィックボード GeForce RTX 3060
12GB VRAM
ストレージ 1TB (NVMe)
価格 134,800円(税込)〜

ツクモ販売ページ▶︎ G-GEAR GA5A-B230/B2

メリット デメリット
・コスパで選ぶならコレ
・Ryzen 5 5500搭載
・RTX 3060 12GB VRAM搭載
・MSI製B550-A 
PRO採用
・80PLUS GOLD電源
・ケースデザインが保守的
・PCIe規格が3.0

最安値モデルはCPUにRyzen 5 4500を採用するモデルが多いですが、このモデルはワンランク上のRyzen 5 5500を搭載。6100万画素RAWデータにアドビAIノイズ処理をおこなった場合の時間は40〜30秒、4500万画素なら25〜15秒を目指せるスペックです。グラフィックボードが12GB VRAM搭載モデルなのでAI画像生成のStable Diffusionも動作します。

マザーボードはB550-A PRO、電源は80PLUS GOLDを採用します。大量書き出ししないことを前提にCPUをチョイスし、性能に妥協することなくコストを低減しました。

数年後、保証が切れた時にCPUをRyzen 5 5600XやRyzen 7 5700Xに交換すれば、延命を図ることができます。

おすすめカスタム
メモリ32GB換装 +12,100円
RTX 4060 / 8GB換装 +11,000円
ID-COOLING製CPUクーラー(SE-224-XTS/静音FAN)+5,500円

RAW現像の大量書き出しも早い

RAW現像&写真編集に最適化されたモデル

Ryzen 5 5600X × GeForce RTX 3060 12GB VRAM

メーカー ツクモBTOパソコン
G-GEARシリーズ
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 5 5600X
メモリ 16GB (8GB×2)
グラフィックボード GeForce RTX 3060
12GB VRAM
ストレージ 1TB (NVMe)
価格 143,800円(税込)〜

ツクモ販売ページ▶︎ G-GEAR GA5A-D230/B
※「カスタム・お見積」ボタンからRTX3060をカスタム選択

メリット デメリット
・高クロックのRyzen 5 5600X搭載
・RTX 3060 12GB VRAM搭載
・MSI製B550-A PRO採用
・80PLUS GOLD電源
・ケースデザインが保守的

私が現在使用中の「Ryzen 5 5600X × GeForce RTX 3060」の組み合わせです。動作が重くなりがちなLigitroom Classicもレスポンス良く作業できます。高クロックのRyzen 5 5600Xを選択することでLigitroom ClassicでRAW現像した6100万画素データ100枚を2分30秒程度で書き出せます。

マザーボードはB550-A PRO、電源は80PLUS GOLDを採用します。

おすすめカスタム
メモリ32GB換装 +12,100円
RTX 4060 / 8GB換装 +8,800円
ID-COOLING製CPUクーラー(SE-224-XTS/静音FAN)+5,500円

RAW現像以外に動画編集も快適作業

レンダリング性能を重視した用途にも対応

Ryzen 7 5700X × GeForce RTX 4060ti 8GB VRAM

メーカー ツクモBTOパソコン
G-GEARシリーズ
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 7 5700X
メモリ 16GB (8GB×2)
グラフィックボード GeForce RTX 4060ti
8GB VRAM
ストレージ 1TB (NVMe)
価格 169,100円(税込)〜

ツクモ販売ページ▶︎ G-GEAR GA5A-D230/B

メリット デメリット
・8コア16スレットのRyzen 7 5700X搭載
・RTX 4060ti 8GB VRAM搭載
・MSI製B550-APRO採用
・80PLUS GOLD電源
・ケースデザインが保守的
・動画重視ならCPUクーラーを強化したい

CPUに8コア16スレットのRyzen 7 5700Xを搭載。CPU単体ではPhotoshopやLightroom Classicの処理はさほど向上しませんが、GeForce RTX 4060tiを組み合わすことで6100万画素RAWデータのAIノイズ処理が30〜20秒、4500万画素が20〜10秒を目指せるスペックです。レンダリング性能重視のDxOソフトウェアや動画書き出しの性能向上を期待できます。

マザーボードはB550-A PRO、電源は80PLUS GOLDを採用します。

おすすめカスタム
メモリ32GB換装 +12,100円
ID-COOLING製サイドフロー式CPUクーラー SE-914-XT-BASIC-V2 
+5,500円

Ryzen 7 5700X × GeForce RTX 4060ti 8GB VRAM

メーカー マウスコンピューター
NEXTGEARシリーズ
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 7 5700X
メモリ 16GB (8GB×2)
グラフィックボード GeForce RTX 4060
8GB VRAM
ストレージ 1TB (NVMe)
価格 169,800円(税込)〜

マウスコンピューター販売ページ▶︎ NEXTGEAR JG-A7G60

メリット デメリット
・8コア16スレットのRyzen 7 5700X搭載
・RTX 4060ti 8GB VRAM搭載
・B550チップセット
・水冷CPUクーラー

CPUに8コア16スレットのRyzen 7 5700Xを搭載。CPU単体ではPhotoshopやLightroom Classicの処理はさほど向上しませんが、GeForce RTX 4060tiを組み合わすことで6100万画素RAWデータのAIノイズ処理が30〜20秒、4500万画素が20〜10秒を目指せるスペックです。レンダリング性能重視のDxOソフトウェアや動画書き出しの性能向上が期待できます。

マザーボードはB550、CPUクーラーは水冷式を標準採用します。

おすすめカスタム
メモリ32GB換装 +15,400円

Topaz Photo AIのよくある質問

普通のPCとクリエーター&ゲーミングPCの違いは?

家電量販店で売っている「普通のPC」とクリエーターPCやゲーミングPCは、性能が違います。普通のPCでTopaz Photo AIを動かすことは、けっこう無理なことなのです。

いわゆる高性能なグラフィックボードの有無が決定的な違いになります。専用グラフィックボードが搭載されていると、動画編集、3Dモデリング、AI画像生成などクリエイディブな作業が快適におこなえます。

グラボ非搭載でも快適に動作する?

Topaz Photo AIは、CPUのみで処理することが可能ですが、快適に作業するならグラフィックボードは必須です。

メモリは16GBで大丈夫?

Topaz Photo AIは、システム要件でメモリ32GB搭載を推奨します。最小値が16GBなので、8GBのパソコンでは相当辛いと思います。

  • Topaz Photo AIを単独で使用する場合:32GB以上を推奨
  • PhotoshopやLightloomからエクスポートする場合:64GB以上を推奨

PhotoshopやLightloomがメモリを10GB以上消費することがあるので、併用する場合は要注意です。

CPUメーカーと構成は?

インテル:Core i9 > Core i7 > Core i5 > Core i3
AMD: Ryzen 9 > Ryzen 7 > Ryzen 5 > Ryzen 3

数字が大きくなるほど高性能ですが「価格・消費電力・発熱量」が比例して大きくなります。

CPUとグラフィックボード どっちを重視すべき?

Topaz Photo AIの処理時間は、グラフィックボードの有無で大きく左右します。しかし、ハイクラスのグラフィックボードを搭載しても初回プレビュー時間はさほど短縮できませんでした。

グラフィックボードを搭載するならRTX 3060やRTX 4060あたりが、費用対効果の大きい組み合わせになりそうです。

デスクトップPCは周辺機器が別途必要!?

デスクトップPCは、一般的に「モニター、キーボード、マウス」は別売りです。すでにデスクトップPCを運用中で、PC本体だけを買い換える場合は周辺機器を流用できますが、新規購入する場合「+α」の予算が必要です。

 

 

この記事を書いた人
ちゃんまさ

雑誌編集部勤務を経て、個人制作会社を設立。30年以上にわたり雑誌取材、企業の企画執筆・写真撮影・TV番組の撮影などに従事。業務で得た経験や知見をもとに、カメラ・写真レタッチ・動画編集・商品レビューなどの情報を発信します。

ソニーイメージングプロサポート会員 NPS会員

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