全国屈指の工場萌え系夜景スポットの聖地といわれる四日市コンビナート。その中でも、比較的撮影しやすい塩浜エリア(昭和四日市石油南編)をご紹介します。
塩浜エリアの基本情報
三重県・四日市コンビナートの数ある夜景スポットの中でも、車で行ける手軽さが売りの大人気撮影スポットが「塩浜エリア」です。
鈴鹿川を基準に、近距離で撮影できる堤防北側、川越にプラント撮影できる堤防南側。
2箇所でじっくり撮影できます。
一晩で四日市コンビナートの夜景撮影に挑むなら「塩浜エリア」をスタート地点に選ぶことをお勧めします。
交通アクセス
自動車=OK
伊勢湾岸自動車道・川越ICから約14km。車で約25分。
東名阪道・四日市ICから約14km。車で約25分。
塩浜エリアへの行き方は、国道23号から東へ約4kmほど海寄りに位置します。
交通手段は自動車移動が鉄則です。
近隣は魚釣りの人気スポットでもあり、昼夜問わず大勢の釣り人が訪れます。
周辺ホテル
ホテルルートイン四日市 住所:三重県四日市市陶栄町11-1 電話:059-330-7020
ホテルルートイン南四日市 住所:三重県四日市市日永東3丁目9-18 電話:050-5847-7703
東横INN近鉄四日市駅北口 住所:三重県四日市市諏訪栄町8-4 電話:059-350-1045
スーパーホテル四日市・国道1号沿 住所:三重県四日市市浜田町1番6号 電話:059-355-9002
駐車場
駐車場はありませんが、夜間の塩浜エリアは人気がないので駐車禁止の標識がなければ迷惑をかけない範囲で駐車できます。
ただし、鈴鹿側の堤防道路は路線バスが通行します。釣り人が駐車するあたりが狙い目です。
コンビニ
コンビニは、1〜2km圏内にあるので困りません。
撮影現場にトイレはありません。コンビニで買い物ついでに利用させてもらうことになります。
飲食
近隣にすき家があります。24時間困ることはありません。
アドバイス
コンビナート夜景撮影のお決まり事項ですが、この手の撮影ポイントは「公害エリア」なのでけっこう「臭い」です。
気休めですが、マスクを持参されることをお勧めします。
撮影日は、平日夜が狙い目。工場が稼働しているので煙突の煙や炎が撮影できます。休日も稼働していますが煙の量が明らかに少なくなります。
撮影装備
- カメラ&レンズ 定番:24〜105mm ※プラントのアップを狙うなら要望遠(70〜300mm)
- 三脚
- 懐中電灯
三脚必須です。
便利グッズが純正リモコンです。長時間露光時にカメラ側のシャッターボタンを押すと、高確率でブレが生じます。
有線式は風の影響を受けやすいのでお勧めできません。
※安価な赤外線リモコンを購入しましたが、カメラ後方からの操作では赤外線をキャッチしづらい(カメラ前面なら反応)です。
鈴鹿川・南側(鈴鹿方面)堤防
堤防の先端付近に車を停車すると、堤防道路又は堤防下で撮影できます。
駐車場所から100m圏内で撮影できます。
19時ぐらい(夏季)まで夕日が映える
▼夕暮れのコンビナートが撮影できます。
α7III+FE24105G 三脚使用
参考
ホワイトバランスを暖色系に設定すると、記憶色で撮影できます。上記作例は、JPEGで撮影(コントラストのみ調整)しました。
20時ぐらい(夏季)までマジックアワー!
▼夏季は20時ぐらいまでブルーの空を背景にしたプラントが撮影できます。
ただし、この鮮やかなブルーをプリントで再現するのは難しいです。富士フィルムの銀塩写真で表現できればエキスパートです!
初心者の方は、インクジットプリンタで出力すると再現しやすいですよ。
α7III+FE24105G 三脚使用
参考
ホワイトバランスを寒色系に設定するとクールな印象に仕上がりますが、マジックアワー特有のマゼンタの発色が悪くなります。ソニーα7IIIの場合「蛍光灯:白色(0)」に設定すると、発色が良くなります。上記作例は、JPEGで撮影(コントラストのみ調整)しました。
空が漆黒になるのは20時30分ごろ(夏季)から
▼夏季は20時30分を過ぎたころから「夜景撮影」のタイムゾーンに突入します。
α7III+FE24105G 三脚使用
参考
ホワイトバランスを寒色系に設定するとクールな印象に仕上がりますが、個人的にはソニーα7IIIの場合「蛍光灯:白色(0)」に設定するのがお気に入りです。上記作例は、JPEGで撮影(コントラストのみ調整)しました。
アドバイス
撮影ポイントが河口なので風が抜けます。驚くほど萌えの強風なので、夏季でも「ウインドウブレーカー」を持参することを強くお勧めします。
三脚撮影時、突風にカメラごと吹き飛ばされる可能性があります。オモリなどを持参するのは当然として、放置するのは避けたほうが無難です。
鈴鹿川・北側(霞ヶ浦方面)堤防
2020年6月時点、北側堤防に車両乗り入れができました。状況によっては堤防に入れない可能性もあります。
堤防道路もしくは堤防下で撮影できます。駐車場所から100m圏内で撮影できるのでお手軽です。
釣り人は、南側堤防よりも少ないようですが夜釣りする方が大勢います。
21時00分ごろ(夏季)撮影
21時を過ぎると空色は漆黒になります。
▼アクセントで手前の道路を駆け抜ける車のテールランプを残像として残してみました。ヘッドライトだとプラント照明と同化するので、赤い線を描くテールランプが狙い目です。
α7III+FE24105G 三脚使用
▼中部電力側にカメラを向けてみました。煙突から吐き出される煙が淡くなびきます。
α7III+FE24105G 三脚使用
▼右側のプラントを望遠レンズで撮影。ダイナミックな機能美を撮影できます。
α7III+FE24105G 三脚使用
参考
ホワイトバランスを寒色系に設定するとクールな印象に仕上がりますが、個人的にはソニーα7IIIの場合「蛍光灯:白色(0)」に設定するのがお気に入りです。上記作例は、JPEGで撮影(コントラストのみ調整)しました。
アドバイス
撮影ポイントが河口なので風が抜けます。驚くほど萌えの強風なので、夏季でも「ウインドウブレーカー」を持参することを強くお勧めします。
三脚撮影時、突風にカメラごと吹き飛ばされる可能性があります。オモリなどを持参するのは当然として、放置するのは避けたほうが無難です。
また、照明はプラントの明かりに頼ることになります。手元を照らす懐中電灯があると便利です。
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