Text/Photo:ちゃんまさ
ファインダー倍率:縮小とは
カメラのファインダー倍率は、メガネを使っている人にとって「重要スペック」になることがあります。理由は、メガネをかけた状態でファインダーを覗くと目がファインダーから離れ、四隅が見づらくなるからです。
α7R5は、標準的なファインダー倍率のほか「縮小」が選択できるようになりました。画像が小さく表示されるので画素密度がわずかに低下しますが、メガネをかけた状態でも四隅がしっかり見え、構図しやすくなります。意外と知られていない機能なので、設定方法をご紹介します。
設定方法
カメラの設定・操作
1【メニュー】→【セットアップ(トランクアイコン)】→【ファインダー/モニター】→【ファインダー倍率】→希望の設定を選択する。
2 デフォルトは「標準」。「縮小」に変更するとファインダーが小さく表示されます。
ファインダー表示の違いを検証
ファインダー表示:標準
▲「ファインダー倍率:標準」を裸眼で覗いたイメージ。
▲「ファインダー倍率:標準」をメガネをかけて覗いたイメージ。四隅がケラれて見えなくなります。
ファインダー表示:縮小
▲「ファインダー倍率:縮小」を裸眼で覗いたイメージ。
▲「ファインダー倍率:縮小」をメガネをかけて覗いたイメージ。全体的に映像が小さく表示されるので、アイレベルが離れた状態からでも四隅が確認できます。
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まとめ
ニコンは一眼レフ時代、一部機種に「ハイアイポイント」仕様の光学ファインダーを採用していました。メガネをかけた状態でもファインダーの四隅が見えるので、この機能だけでニコンを選ぶカメラマンが多くいました。α7R5のファインダー倍率縮小表示は、同機種が高解像電子ファインダーを採用したからこそ実現した機能だと思います。
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