ソニーα7IIIを使い始めて、丸2年が経過しました。私の撮影は、現場系のワンマンオペレートなのでスピードが命です。
カスタムメニューの設定は、現場の使いやすさを目指し試行錯誤を繰り返してきました。ようやく理想的なカスタムメニュー設定に仕上がってきました。「写真も動画も撮影する方」におすすめな設定です。
α7IIIは、カスタムメニュー設定の保存ができませんので、メモ帳代わりに残しておきます。写真と動画の切り分けが完璧ではなく、改善点も残されています。
写真撮影だけの方は、使いづらい設定かもしれませんのでご参考程度に留めていただき、流用できるところがあれば活かしてください。
α7III 写真&動画撮影に対応する 現場系カスタムキー仕様
カメラアイコン1
画質/画像サイズ1 | 画質/画像サイズ2 | ||
ファイル形式 | RAW+JPEG | 長時間NR | 切 |
RAW記録方式 | 圧縮 | 高感度NR | 切 |
JPEG画質 | エクストラファイン | 色空間 | sRGB |
JPEG画像サイズ | L:24W | レンズ補正 | 周辺光量補正 オート |
横比率 | 3:2 | 倍率色収差補正 オート | |
ASP/Super 35mm | APS-CS35撮影 オート | 歪曲収差補正 オート | |
マニュアル時のAPS-S35撮影 切 |
写真はRAWとJPEGを同時保存。長時間NRと高感度NRは、有効にすると解像度が低下するのでOFFにします。
撮影モード/ドライブ1 | 撮影モード/ドライブ2 | ||
シーンセレクション | ー | カスタム撮影設定登録 | 未設定 |
ドライブモード | 連続連写 | インターバール撮影機能 | 未設定 |
ブラケット設定 | ブラケット時のセルフタマー 切 | ||
ブラケット順序 0→ー→+ |
|||
MR1/2の呼び出し | ー | ||
MRメディア選択 | スロット1 |
AF1 | AF2 | ||
フォーカスモード | AF制御自動切り替え | AF補助光 | 切 |
AF-S時の優先設定 | フォーカス優先 | 中央ボタン/押しロックオンAF | 切 |
AF-C時の優先設定 | バランス優先 | 顔/瞳AF設定 | AF時の顔/瞳優先 切 |
フォーカスエリア | フレキシブルスポットS | 検出対象 人物 | |
フォーカスセット | 顔検出枠表示 入 | ||
縦横フォーカスエリア切換 | しない | 動物瞳検出枠表示 入 | |
AF被写体追従感度 | 3(標準) | ||
AFシステム | ー | ||
シャッター半押しAF | 入 |
フォーカスエリアは「被写体が静止状態の時はフレキブルスポットS、動き物は拡張フレキシブルスポット」を使います。AF-S時の優先設定は、フォーカス優先に設定し、ピントが合致しないとシャッターが切れないようにしています。顔認証は、基本的にOFFです。AF補助光は、イベント撮影時に点灯すると事故になるので必ずOFFです。
AF3 | AF4 | ||
プリAF | 入 | AF微調整 | AF微調整設定 切 |
アイスタートAF | ー | AF時の絞り駆動 | ー |
フォーカスエリア登録機能 | 切 | ||
登録フォーカスエリア消去 | |||
フォーカスエリア自動消灯 | 切 | ||
コンティニアスAFエリア表示 | 入 |
ピントを素早く合致させたいので「プリAF」をON。
露出1 | 露出2 | ||
露出補正 | 0 | スポット測光位置 | 中央 |
露出補正値のリセット | リセット | 露出値ステップ幅 | 0.3段 |
ISO感度 | ISO100 | シャッター半押しAF | オート |
ISO AUTO低速限界 | 1/125 | 露出基準調整 | ー |
測光モード | 中央重点 | ||
マルチ測光時の顔優先 | 切 |
マルチ測光は露出がオーバーになりやすく感じますので、中央重点を選んでいます。ISO AUTO低速限界は1/125に引き上げ、暗所の手ブレを抑えます。
フラッシュ | 色/WB/画像処理 | ||
フラッシュモード | 強制発光 | ホワイトバランス | オート |
露出補正 | ±0.0 | AWB時の優先設定 | 標準 |
露出補正の影響 | 定常光+フラッシュ | DRO/オートHDR | 切 |
ワイヤレスフラッシュ | 切 | クリエイティブスタイル | スタンダード |
赤目軽減発光 | 切 | ピクチャーエフェクト | 切 |
外部フラッシュ設定 | ピクチャープロファイル | PP10/PP4など |
フラッシュモードは、使用時には必ず発光させたい強制発光を選びます。
ピント補助 | 顔検出/撮影補助 | ||
ピント拡大 | ー | フリッカーレス撮影 | 切 |
ピント拡大時間 | 2秒 | 個人顔登録 | |
ピント拡大初期倍率 | ×1.0 | 登録顔優先 | 切 |
ピント拡大中のAF | 入 | ||
MFアシスト | 入 | ||
ピーキング設定 | ピーキング表示 切 | ||
ピーキングレベル 中 | |||
ピーキング色 ホワイト |
カメラアイコン2
動画1 | 動画2 | ||
露出モード | マニュアル露出 | AF駆動速度 | 高速 |
S&Q露出モード | マニュアル露出 | AF被写体追従感度 | 敏感 |
記録方式 | XAVC S HD | オートスローシャッター | 切 |
記録方式 | 30p 50M | 音声記録 | 入 |
S&Qスロー&クイック設定 | 記録設定 30p | 音声レベル | |
フレームレート 120fps | 音声レベル表示 | 入 | |
プロキシー記録 | 切 |
動画の撮影モードは基本的にマニュアルを使います。露出が目まぐるしく変化する時は「S」を選択して、シャッタースピードを1/60に設定。関東遠征の時は1/100。AF駆動速度とAF被写体追従感度は、レーシングカーを撮影する場合の設定です。
オートスローシャッターは必ずOFF。S&Q設定は、29,97のタイムラインで4倍スローにする設定です。
動画3 | シャッター/手ブレ補正 | ||
音声出力タイミング | ライブ | サイレント撮影 | 切 |
風音低減 | 切 | 電子先幕シャッター | 入 |
マーカー表示 | 切 | レンズなしレリーズ | 許可 |
マーカー設定 | メモリカードなしレリーズ | 許可 | |
ビデオライトモード | 電源連動 | 手ぶれ補正 | 入 |
シャッターボタンで動画撮影 | する | 手ぶれ補正設定 | 手ブレ補正調整 オート |
動画撮影は、シャッターボタンでRECできるように変更しました。
ズーム | 表示/オートレビュー1 | ||
ズーム | DISPボタン | 背面モニター ●全情報表示/情報表示なし/ヒストグラム/ファインダー撮影用 |
|
ズーム設定 | 入 全画素超解像ズーム | ファインダー ●全情報表示/情報表示なし/ヒストグラム |
|
ズームリング操作方向 | ー | FINDER/MONITOR | オート |
ゼブラ設定 | ゼブラ表示 切 ゼブラレベル 70 |
||
グリッドライン | 方眼 | ||
露出設定ガイド | 切 | ||
ライブビュー表示 | 設定効果反映On |
C4ボタンで全画素超解像ズームが操作できるように設定。
表示/オートレビュー2 | 操作カスタム | ||
連写残量表示 | 表示しない | 写真 カスタムキー | ※下記別項1−1 |
オートレビュー | 2秒 | 動画 カスタムキー | ※下記別項1−2 |
再生 カスタムキー | ※下記別項1−3 | ||
ファンクションメニューに設定 | ※下記別項2 | ||
ダイヤルの設定 | ↑Av ↓Tv | ||
Av/Tvの回転方向 | 通常 |
オートレビューは2秒に設定。
カスタムキー
カスタム設定は、動画撮影を優先した設定です。α7IIIの特徴である「全画素超解像ズーム」をC4ボタン、クロップモードをAELボタンに割り振り、瞬時に切り替えれるように設定しました。画質よりもシャッターチャンスを優先した方が、撮れ高が向上します。
写真 カスタムキー ※下記別項1−1 | |||
1 | 中央ボタン | AF時の顔/瞳優先 | |
コントロールホイール | 未設定 | 左ボタン | ドライブモード |
カスタムボタン1 | ホワイトバランス | 右ボタン | ISO感度 |
カスタムボタン2 | フォーカスエリア | 下ボタン | モニターの明るさ |
カスタムボタン3 | フォーカスモード | 3 | |
カスタムボタン4 | ズーム | AELボタン | APS-C35/フルサイズ切換 |
2 | AF-ONボタン | ピント拡大 | |
マルチセレクターの中央ボタン | フォーカススタンダード | フォーカスホールドボタン | フォーカスホールド |
動画 カスタムキー(異なる点のみ抜粋)※下記別項1−2 | |||
フォーカスホールドボタン | MOVIE(動画) |
動画撮影時、レンズのボタン操作でRECできます。三脚に100400GMを載せた時、右手でパン棒を握ったままレンズ側でRECできます。
再生 カスタムキー設定の詳細 ※下記別項1−3 | |||
カスタムボタン1 | 写真・動画に従う | カスタムボタン3 | プロテクト |
カスタムボタン2 | 写真・動画に従う | Fn/ボタン | スマートフォン転送 |
ファンクションメニュー
ファンクションメニューに表示 ※下記別項2 | |||
1 | 2 | ||
ファンクション上段1 | 写真サイレント撮影 | ファンクション下段1 | マニュアル時のAPS-C25撮影 |
ファンクション上段2 | フrッシュモード | ファンクション下段2 | 手ブレ補正 |
ファンクション上段3 | 調光補正 | ファンクション下段3 | クリエイティブスタイル |
ファンクション上段4 | ピーキング表示 | ファンクション下段4 | ピクチャープロファイル |
ファンクション上段5 | ゼブラ表示 | ファンクション下段5 | 測光モード |
ファンクション上段6 | 録音レベル | ファンクション下段6 | 撮影モード |
操作カスタム2 | |||
ダイヤル露出補正 | 切 | ||
MOVIE(動画)ボタン | 常に有効 | ||
操作部のロック | 切 | ||
電子音 | 切 | ||
ファンクションリングレンズ | ー | ||
ネットワーク
ネットワーク1 | ネットワーク2 | ||
スマートフォン転送機能 | 転送対象 プロキシーのみ | W-Fi設定 | ※未設定 |
パソコン保存 | ※未設定 | Biuetooth設定 | ※未設定 |
FTP転送機能 | ※未設定 | 位置情報関連設定 | ※未設定 |
テレビ鑑賞 | ※未設定 | 機器名称変更 | ILCE-7M3 |
スマートフォン操作設定 | ※未設定 | ルート証明書の読み込み | |
飛行機モード | 切 | ネットワーク設定リセット |
ネットワーク3 | |||
Bluetoothリモコン | 切 |
基本的にデフォルトのままです。
再生
デフォルトのままなので省略しました。
セットアップ
セットアップ1 | セットアップ2 | ||
モニター明るさ | マニュアル | 表示画質 | 高画質 |
ファインダー明るさ | マニュアル | パワーセーブ開始時間 | 2分 |
ファンダー色温度 | ±0 | 自動電源OFF温度 | 高 |
ガンマ表示アシスト | 切 | クリーニングモード | |
音量設定 | 13 | タッチ操作 | 入 |
削除確認画面 | 「削除」が先 |
削除確認画面は、削除を優先しました。パワーセーブ開始時間は2分です。動画撮影が強制終了すると事故になるので、自動電源OFF設定は「高」を選択。
セットアップ3 | セットアップ4 | ||
タッチチパネル/タッチパッド | タッチパネル操作のみ | 4K映像の出力先 | |
タッチパッド設定 | USB接続 | オート | |
デモモード | 切 | USB LUN設定 | マルチ |
TC/UB設定 | TC/UB表示設定 TC TC Preset UB Preset TC Format DF TC Run Free Run TC Make Preset UB Time Rec 入 |
USB給電 | 入 |
赤外線リモコン | 切 | PCリモート設定 | 静止画の保存先 PCのみ |
HDMI設定 | HDMI解像度 オート 24p/60p出力切換 60p HDMI情報表示 なし TC出力 切 レックコントロール HDMI機器制御 入 |
タイムコードは時間を割り当て表示させています。撮影後、撮影時間がわかるのでイベントのタムスケジュールと照らし合わしてイベント内容が調べられます。時計がわりにもなるので一石二鳥。
セットアップ5 | セットアップ6 | ||
日時設定 | サマータイム 切 日時 表示形式 年ー月ー日 |
記録メディア設定 | 優先記録メディア スロット1 記録モード 標準 記録メディア自動切換 入 |
エリア設定 | 東京 | 記録フォルダー選択 | |
著作権情報 | 著作権情報書き込み 切 | ファルダー新規作成 | |
フォーマット | フォルダー形式 | 標準形式 | |
ファイル番号 | 連番 | 管理ファイル修復 | |
ファイル名設定 | A73 | メディア残量表示 |
ファイル名は、カメラが判別できるように「α7III=A73」と変更しました。
セットアップ7 | |||
バージョン表示 | |||
認証マーク表示 | |||
設定リセット |
マイメニュー
マイメニュー1 | マイメニュー2 | ||
動画 露出モード | マニュアル露出 | 動画 記録方式 | XAVC S HD |
S&Q 露出モード | マニュアル露出 | 動画 記録設定 | 30p 50M |
動画 AF駆動速度 | 高速 | FINDER/MONITOR | オート |
動画 AF被写体追従感度 | 敏感 | グリッドライン | 方眼 |
ライブビュー表示 | 設定効果反映On |
撮影現場で頻繁に変更する項目をマイメニューに集約。マイメニューだけで設定変更できます。
まとめ
ここで紹介するカスタムメニュー設定は、ほんの一例にすぎません。
「ここが変」とか「ここを改善した方が良い」などのアドバイスがあれば、貪欲に取り組んでいますので、ご指摘やアドバイスをただけると幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございます